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2006年6月

6月のエトナ山。

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早いもので6月も終わり。私がこちらに来て3ヶ月以上が過ぎたわけです。来た頃はまだ寒くて、東京から着てきたコートが手放せなかったぐらいなのに、今では連日40度近い暑さです。上の写真は6月26日のエトナ山。今月は気温が上がり、さらに湿気を含んだ北アフリカから来る風、Scirocco(シロッコ)が吹いているため、山頂まできれいに見渡せることは少なかったです。

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ちなみにこちらは3月24日のエトナ山。今となっては信じられない積雪量です。たしか気温も10度を切る日があったはず。3ヶ月で30度の気温差です。そして、エトナ山の残雪も北の斜面の切り込んだ尾根の溝に、ほんの少し見えるのみとなりました。

さて、週末はこちらに来て初めての小旅行。Perugia(ペルージャ)まで行ってきます。そう、サッカーの中田英寿が最初に海外移籍したチームがあるところです。ここには語学学校の先輩Kazumiが住んでいるので、ちょっと遊びに行ってくるのです。したがって、このブログも3,4日お休みさせていただきます、毎日読んでくださってる方、ごめんなさい。Perugia情報をたくさん仕入れてきますので、どうぞお楽しみに!

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Il Fantasma dell'OPELA、オペラ座の怪人。

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例の映画祭の最終日、プログラムを見ると「Il Fantasma dell'OPELA(オペラ座の怪人)」をやるというので、どうしても観たい!と思い、うちの前に住んでる元先生のおじさんを誘って行ってきました。だってギリシャ劇場で「オペラ座の怪人」ですよ!しかも屋外スクリーンの映画なんて観たことないし!

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あいかわらずライトアップされたギリシャ劇場は美しい。昼間も良いのですが、私はやっぱり夜のほうが好き。遺跡にライトがあたり、夕暮れから星空へ、刻々と変化していく様子は感動ものです。

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20時30分開始予定が、いつものとおり1時間遅れでスタート。最初はJazzの生演奏があったり、最終日だったので色んな賞の授与式もあったりして、いよいよ映画が始まったのは23時近く…。でもセレブが来たりしていて華やかなムード満点!盛り上がってスクリーンに見入っていたら…

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セリフがない…。
音は前に置かれたグランドピアノの生演奏のみ。うーん、どうやら私のプログラムの見方が甘かったようです。今回上映されたのは、1925年に製作された無声映画の「Il Fantasma dell'OPELA(オペラ座の怪人)」だったのです。
でも、ピアニストが画面の動きに合わせて自在にピアノを操る様子や、セピア色のスクリーン、きれいな星空を楽しむことができました。このピアニストは、92分間、ほとんどピアノを弾きっぱなし。GiovanniRenzo、すごい人がいるものです。

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Insalata…サラダ。

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イタリアは野菜が美味しいので、よくサラダを食べます。学校の日本人友だち、Satomiも日本にいるときは生野菜なんてほとんど食べなかったのに、こっちでは本当によく食べるようになったと言ってます。上の写真はトマトに、グリーンオリーブ、いんげん、リコッタチーズ、パンチェッタです。塩コショウにオリーブオイルだけのシンプルな味付け。

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こんなふうにサラダと生ハム系を合わせることが多いです。生ハムサラダは大好きなメニューのひとつ。だって、100グラムで1ユーロを切ることもあるんですよ。種類も豊富だし、安くてもそこそこ美味しいです!

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イタリアの花火。

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こちらに来てから、花火をよく見ます。と言っても日本の夏の花火大会のようにすごいのじゃなくて、上の写真のような感じ(笑)。自治体が主催するものは、時間も長いし、もう少しまともだけど、でもやっぱり日本の花火にはかなわないと思います。

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実はこの花火、うちの前の家で上げたものなんです。10~20発ぐらい気軽に個人で打ち上げるので、回数だけは多いです。臨場感だけはバッチリだったけど、あっと言う間に終わってがっくり。
イタリアの花火でもうひとつ特筆すべきことは、何しろ打ち上げ時間が遅いこと。23時、24時なんてザラです。こないだは1時に打ち上げられてました。寝てる人もいると思うんですけどねぇ…。

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夜遊びスポットは、ひと昔前の東京?

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タオルミーナで夜遊びするなら、MorganaBar(モルガナ・バー)か、Deja vu(デジャ・ヴー)かって感じなんだそうです。MorganaBarは学校のみんなが行ってて、すごくいいと言うので、いったいどんなところなんだろ?と思って1度行ったけど、あまりにフツーでビックリしました。やっぱり東京って、夜遊びにおいては世界の最先端なのかも。

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Deja vuは全体的に黒と金銀、豹柄で構成されててゴージャス感あふれる内装。ベルサーチか、ジュリアナ東京か?って感じ。10年ぐらい前の東京をイメージしてもらえれば良いでしょう。暗がりの中、1ヶ所だけ光り輝くスペースがあり、何かと思ったらトイレでした(笑)。

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こちらはトイレ個室の鏡! どこもかしこも鏡だらけのすんごいトイレでした。タオルミーナのDeja vuに行ったら、ぜひトイレに行くべし・・・。

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タオルミーナの映画祭。

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タオルミーナで毎年開かれている「TaorminaFilmfest」。今年は6月20日から25日まで、ポルタメッシーナに近いパラッツォコングレッソとテアトログレコで行われています。なんとこのイベントは、入場無料! 世界から集められた映画を無料で楽しむ事が出来るのです。まだ公開前のものもチラホラあります。

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テアトログレコでは日没後、従って21時30分からしかやりませんが、コングレッソのほうは内部はまるで普通の映画館。1日中、色んな映画や討論会のようなことをやってます。私は木曜日に「I Giorni dell Abbandono」というイタリア映画を観ました。字幕は英語。夫に去られた妻が、2人の子供と犬1匹をかかえ、その困難を乗り越えていき、最後はハッピーエンド。トリノで撮影されたようで、やっぱり南のシチリアより洗練された町並みが印象的でした。

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一応プレスセンターも設置されています。日本の映画雑誌にも、もしかしたら何かの記事が出るのかもしれないですね。去年は某大手銀行がスポンサーについていてかなり派手なイベントになったそうですが、今年のメインはNOKIAです。規模は去年の半分みたい…。

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そういえば、去年ここに来た時は、ちょうどこの映画祭が終わったばかりだったっけ。タオルミーナは連日35度を越すようになりました。すっかり真夏です。

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手作りビーチサンダル。

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学校のすぐ近くに、手作りビーチサンダルのお店があります。とにかく普通の靴屋さんでは見かけない、かわいいビーサンがいっぱい売ってるのです。上はシンプルで今のところ私のいちばんのお気に入り。いつもショーウィンドウを見てはよだれを垂らしてます。だって、ビーサンに30ユーロも払えないでしょう?

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でもこれはまだ安いほうで、50、70ユーロぐらいするのもあります。まぁ、ひとつひとつ個々の足のサイズに合わせたり、細かい色違い、デザイン変更など、かなりオリジナル性を追及することができるのですが。店内にはこのように色んな皮ひもが用意されています。左端に少し見えてるのは、この金髪のお姉さんがひとつひとつ手作りしてるバッグです。

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うーん。見てると全部欲しくなります。危険なお店・・・。

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タオルミーナのTavolaCarda(ターボラ・カルダ)。

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TavolaCarda(ターボラ・カルダ)って、直訳すると「温かいテーブル」。いわゆるお惣菜屋さんです。Pizzaのような温かい食べものを買ったり、その場で食べたりするところです。ホームステイ中は料理が出来なかったのでよく利用してました。

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もちろんその代表格が私の大好きなArancino(アランチーノ)です。円錐形のはいつもので、まん丸なのがBurro(ブッロ。バターのこと)と言って、白い中身にグリーンピースの組み合わせが普通。バターライスにホワイトソースやモッツァレラなど、白い食材が使ってあるのです。

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こちらは思いのほか美味しくて、ホームステイ中2回も食べたマカロニ。グリーンピースとナスのミートソースで和えたマカロニに、ゆで卵とチーズも入ってます。オーダーすると、オーブンで焼いて、アツアツを持たせてくれます。

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こんなふうにTavolaCardaは、小腹が空いたときの強い味方。持ち帰るときは「ポルタ・ビア」とか「プレンド・ビア」と言いましょう。持ち帰りやすいように包んでくれます。タオルミーナでのオススメはこちらの「Scacciate」。PiazzaDuomoの奥の小道を入った左側にあります。

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タオルミーナのリストランテ U Lantirnaru(ウ・ランティルナル)。

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このCameriere(カメリエーレ、給仕係)の笑顔が全てを語るリストランテ。素材はいいのに気取りがない、居心地の良いところです。

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プリモピアットに、イタリアでおそらく初めてオーダーするSpaghetti Pepeloncino Aglio Olio。唐辛子にニンニクとオリーブオイルだけで味付けしたシンプルなパスタです。いつも家で作るだけで外で食べたことがなかったのだけど、ホームステイ中に料理ができなかったので頼んでみました。プロが作るとやっぱり違う・・・ニンニクはこんなふうに大きくカットしてもいいし、青い唐辛子でもいいんですね。プレッツェーモロ(イタリアンパセリ)も良いアクセントになってました。そしてリストランテなのに、5ユーロ!

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セコンドピアットはInvortini Carne。薄切り肉にパン粉をつけてクルクルと巻き、串に刺して焼いてあります。先日はペッシェスパーダのインボルティーニを食べたけど、シチリア料理は、何でもこんなふうに巻いて串刺しにして焼くのも、ひとつの特徴のようです。家でも簡単にできそうですよね。パン粉にニンニクやハーブなど色々工夫しても面白そうです。7ユーロ。

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まだまだお腹が空いていて、でも甘いものは食べたくなかったので相談したら、チーズを持ってきてくれました。コショウの入ったもの、唐辛子の入ったもの、パルミジャーノなど盛り合わせで7ユーロ。

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お店は、コルソ・ウンベルトからポルタ・カターニャを抜け2本目の道を右に曲がった左側、Smaというスーパーマーケットの斜め前にあります。テラス席が気持ちいいです。海は見えないけれど、コルソ・ウンベルトの喧騒を離れ、のんびりと食事を楽しむことができます。ちょっと観光客は来なさそうな場所にあるけど、お店の人が親切なので、旅の初心者にもオススメです。

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花のじゅうたん。

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日曜日、タオルミーナの町を歩いていたら、こんなステキな花びらのじゅうたんがいたるところに作られていました。たまたま出会った地元の知人に何のお祭りなのかと聞いたら「Corpo di Dio」と教えられました。直訳すると「神の体」ですが、聖体祭って言うのかな、キリスト教のお祭りのようです。

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おそらく模様の一つ一つに意味があると思われます。分かりやすいバラのハート。

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葉っぱのような模様。何種類もの花を使って、けっこう細かく描き出しています。

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これ、南の島っぽくていいですよね。ひまわりに、ブーゲンビリア、やしの葉っぱ。

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学校の前で記念撮影。金髪のマヌエラは実は黒髪。ヨーロッパの人は髪の色を抜いて、こんなふうに金髪に染める人がけっこういます。顔の彫りが深いから違和感は全くありません。彼女はスイス人。右腕には「康」、うなじには「由生」とタトゥーがしてあります。

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イタリアの朝食と、コーヒー沸かしCaffettiera。

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先日の土曜日で2週間のホームステイが終わりました。そしてウワサには聞いていたけど、この2週間、本当に毎朝、同じものが出てきました。これがイタリアの普通の朝ゴハンです。初日に聞かれて私は紅茶を希望したのですが、カフェラテを希望すればそれが用意されたのでしょう。左のパンはほんのり甘くてまるでお菓子です。これにバターとジャムをつけていただきます。思えば日本の朝ゴハンは素晴らしいですね。ご飯にお味噌汁、お漬物だけでも、この朝ゴハンに比べればはるかに栄養バランスがとれていると思います。強いて言えばイタリアの朝ゴハンは、ご飯に緑茶、梅干だけってところでしょうか。

19_2_400日本にいるときは使い方がよく分からなかった、コーヒー沸かしCaffettiera(カフェッティエラ)。下の部分に水を、中間の入れ物に挽いたコーヒー豆を入れ、全てをセットして弱火にかけます。すると、沸騰したお湯が中間の豆の部分を通りながら上に上がり、この中央の丸い円筒の先から出てきて上部の入れ物にたまる仕組み。火にかけるときは、もちろんフタを閉めておきます。

19_3_400そしてMariaの家ではこの円筒部にこのようなものをかぶせます。こうすると、先端の穴の部分がふさがれて、下の水が残らず上に上がって来られるのです。いつも下の部分に水が残って、何だかなぁって思ってたので、これは新しい発見です。雑貨屋さんで買えるらしいので、GiardiniNaxosに帰ったらさっそく探してみましょう。

19_4_400そしてひとつ重要なポイント! このCaffettieraはとても繊細なものなので、洗剤やスポンジを使わず、水だけで手洗いします。こうすると豆の風味が損なわれず、いつまでも美味しいコーヒーを入れることができるのです。痛みやすい取っ手や、クッションのゴムなどは交換できるので、ほぼ一生同じものを使い続けることも可能です。妙なところにこだわるイタリア人らしいコーヒー沸かしなのでした。

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Siracusaのトラットリア、Encuentro(エンクエントロ)。

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Siracusa(シラクーサ)のOrdigia(オルディジァ)島、ViaMaestranza(マエストランツァ)にあるトラットリア、Encuentro(エンクエントロ)。上の写真はAntipasto della Casa。本日のオススメ前菜盛り合わせ、というところでしょうか。赤いのがパプリカを炒めたもの、時計回りに、ナスとチーズの重ね焼き、ナスのグリルをマリネしたもの、ほうれん草入りの卵焼き、チーズの揚げもの。手作り感、満点でした。

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PlimoはCasarecciaSiracusa。自家製手打ちパスタのシチリア風。S字型のマカロニに、オリーブオイルでタマネギとアンチョビを炒めたあとトマトソースと生クリーム、バジル、ミントを入れて煮込んだようなソースが絡めてあります。この形だからこそソースがよく馴染むんですね。手打ちパスタのもっちりした食感とあいまって、素朴でシンプルなんだけど美味しいひと皿でした。

Siracusa_nome400このViaMaestranzaは、AnastasiaとSiracusa(シラクーサ)に行ったとき、駅のBarで知り合ったテノール歌手Ferdinandoから教えてもらった通りです。Ferdinando曰く「この通りのお店はどこも美味しいよ」とのことだったので、手近なところに入ったのですがアドバイス通り大当たりでした。このトラットリアEncuentroは水曜が定休日のようです。

Siracusa_terazza_tate通りから少し奥まったところに店はあります。薄暗い店内よりも、このテラス席がオススメ。シチリア産のハウスワインは0.5リットルで3ユーロ。前菜は全て5ユーロ、パスタやリゾットは7~10ユーロ、Coperto(席料)1ユーロ、そしてCaffeは65セント! 父と娘がサービスを担当しマンマが料理をする、いかにもイタリアのトラットリアらしいステキなお店でした。

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タオルミーナの通学路。

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ホームステイをしているMariaの家から学校まで歩いて約15分。最初のうちはタオルミーナのメインストリート、コルソ・ウンベルトを行ってましたが、最近はこの通学路がお気に入り。

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Mariaの家はコルソ・ウンベルトのカターニャ寄りにあります。まずはコルソ・ウンベルトに出て、この噴水があるPiazzaDuomoを横切ります。

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PiazzaDuomoの先の細い道を通り抜けてクエストゥーラを左に曲がり、

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このゆるやかな階段を降ります。

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階段を降りきったら右に曲がり、ホテル・サン・ドメニコ脇のアーチ下にある細い階段を降りると、

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海沿いの道に出ます。写真の中央に見える道を左から右に向かって歩いて行くのですが、道の左側にはTOPの写真のようなブーゲンビリアの壁が続き、とてもきれいです。

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右側にはこのように雄大な海が広がります。地平線が丸いのが分かりますか。魚眼レンズを使ってるわけではないのですよ。最近では大きな客船が沖に停泊しているのを、よく見かけます。

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市民公園に突き当たったら道なりに左に曲がり、次のT字路を右に曲がりしばらく行くと左手に学校があります。普通の建物なので分かりにくいですが、このロゴが目印です。

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古代ローマ遺跡とバロック建築の宝庫、Siracusa(シラクーサ)散策2。

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町の北側、考古学地区から駅を挟んで反対側、Isora di Ortigia、オルティジャ島までは1キロぐらい離れています。でもAnastasiaと私はラッキーなことに、たまたまオルティジャ島への行き方を尋ねたイタリア人が、説明するのは厄介だと車で送ってくれたので、あっという間に着くことができました。しかし、どんな時でもイタリア人は親切にしたあと必ず、「このあと夜はどうするの?」とか「ちょっとコーヒーでも飲まない?」とか言うから閉口します。上の写真は島へ渡る橋です。橋上から青いイオニア海を臨むことができます。

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Ortigiaへ渡ってすぐにあるのがTempio di Apollo、アポロ神殿です。紀元前6世紀に建てられたドリス様式の神殿で、奥に2本建っている柱は当時のものだそうです。2500年前の柱が何でそのまま残っているんでしょう?シチリアには地震もあったのに!

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こちらはPiazzaArchimede、アルキメデス広場の噴水。アルキメデスは、あのギリシャの数学者アルキメデスのことです。彼はこのSiracusaで戦争参謀としてさまざまな武器を考案し、ローマ人を苦しめたそうです。ちなみにここから左右に広がるViaMaestranzaには美味しいお店がたくさんあります。タオルミーナ駅で出会ったテノール歌手、Ferdinandoが教えてくれました。

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こちらはオルティジャ島の中心、PiazzaDuomo、ドゥオーモ広場です。右奥に見える工事中の囲いがしてある建物が有名なDuomoです。残念ながら修復中で、素晴らしい外観を見ることができませんでした。

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Duomoの中です。バロック様式の重厚なデザインで彩られています。

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Duomo入り口の柱。見事ならせん状のフォルムに、ぶどうのモチーフが浮き彫りになっています。この柱1本からも、こんなに典雅な雰囲気が伝わります。外観はどれほど美しいことでしょう。

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FonteAretusa、アレトゥーザの泉。左に茂るのはパピルスです。竹のような繊維質で、これを水に湿らせ繊維に沿って薄く切り、重ね合わせて叩き伸ばすとパピルス紙になります。周辺にはこのパピルス紙に絵を描いたものがたくさん売られていました。

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左奥にあるのが、公開時間が終わっていて見られなかったCastelloManiace、マニアーチェ城です。毎日13時30分で閉館するって、いったいどこにそんな観光地が?と思ったら、現在ではどうやら軍事施設の一部になっているらしい…と言うか、お城だから引き続き要塞として利用してるってこと? どうしても内部を見たい人は13時までに行ってください。

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誰もが素晴らしいと絶賛するSiracusa。歴史的背景から今も残る建築物まで、とにかく物語性に富んだところです。でも私はこんなちょっとした路地に、この町の良さを感じました。

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古代ローマ遺跡とバロック建築の宝庫、Siracusa(シラクーサ)散策1。

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イタリアにいると、時間の感覚が麻痺してきます。200年、300年前の建物に今でも普通に住んでいたり、3000年近く前のものがその辺に転がっていたりと、膨大な時間の流れや歴史的な事柄があまりに身近にありすぎて、電車やバスの遅延、待ち合わせの遅刻、テレビ放送の延長など、普段の生活の1時間の遅れなんて瑣末なことに思えてくるから不思議。ロシア人Anastasiaとの2人旅は電車の遅延により、予定を1時間押してSiracusa駅からスタートです。

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駅を出てViaCrispiを左にまっすぐ行くと、PiazzaMarconriに出ます。ちょっとした緑のスペースが広がっていますがその左手に見える不思議な円筒形の建物がこれです。Sacrario ai Caduti、戦没者記念堂。アールデコっぽいモダンな造りで、緑のステンドグラスを通して見る内部もなかなかのものです。

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そのままCorsoGeloneを北上すると左手に見えてくる広大な敷地が、Neapoli、ネアポリ考古学公園です。4ユーロ50セントの入場料を払うとさまざまな遺跡を見学できるのですが、私たちは裏道に迷ったと思ったら何と知らないうちに内部に入り込んでしまったらしく、入場無料で全てを見せていただきました。ありがとう、イタリア。上の写真は紀元前3世紀に建築された、シチリアでいちばん大きいと言われているギリシア劇場。でも私にはタオルミーナのほうが大きくてステキに思えました。

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こちらは古代人の住居跡。ここからSiracusaの歴史が始まりました。そして向こうに見える切り立ったところがLatomia del Paradiso、天国の石切り場です。

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石切り場には色んな形の掘削跡が残っていますが、中でも有名なのが、ローマで殺人事件を起こし、ここ、Siracusaの知人を頼ってシチリアまで逃亡してきた画家、Caravaggioカラヴァッジョが命名したと言うOrecchio di Dionisio、ディオニシオの耳。奥深くまで石を切り込んだ跡が残り、ディオニシオの鼓膜ぐらいまで行くことができます。ま、カラヴァッジョはこの見た目だけでネーミングしたそうですけど。

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古代人の住居跡は、こんな感じになってます。いったいどうやって、こんな巨大な石を動かしたんでしょう。そしてここでは、誰もがこのポーズを取るらしい。

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Anfiteatro Romano、古代ローマの円形闘技場。丸い形がきれいに残っています。手前のアーチをくぐって闘技場に入場したようです。観客席や通路も残り、そこにローマ人が座って観戦する様子を思い浮かべることが容易にできます。

ここまでが町の北側、考古学地区に広がる見どころです。駅をはさんで反対側、運河を渡った向こうにあるIsora di Ortigia、オルティジャ島はまた明日。

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ロシアの才女、Anastasia(アナスタシア)と。

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誰に聞いても「Siracusa(シラクーサ)は素晴らしい!」と言うので、ぜひ行ってみたいと思いつつチャンスを逃し続けていましたが、ロシア人のAnastasia(アナスタシア)も行ってみたいと思ってたと言うので、2人でこのまえの土曜日に行ってきました。上の写真は昼間からワインを飲んでご機嫌のAnastasiaと私。彼女はアメリカで6年間学んだあと、ロシアに戻り1年だけ働き、その後良い仕事が見つからなかったので今度は知人のいたオーストラリアのメルボルンへ行き、そこでMBAを取得。今はメルボン大学の会計局で働いてます。去年はメチャクチャ忙しくて夏休みを取れなかったので、今年は2ヶ月もらったうえ、さらに2ヶ月無給の休みを取り、合計4ヶ月のヴァカンス中。

14_siracusa_ferdinando400Taormina(タオルミーナ)駅からSiracusa駅まで約2時間半かかります。行きは1時間も電車が遅れて、せっかく早起きしたのにSiracusaに着いたのは11時過ぎ。でもおかげで、Ferdinando Musumeci(フェルディナンド・ムスメチ)、自分はオペラのテノール歌手だと言うおじさんと知り合いました。来週から日本へ行って5ヶ所で公演するんだって。日本人に見せるために日本語で美味しいものを書いてくれと言うので、寿司、天ぷら、刺身、ヤキトリ、ラーメンとリストアップしておきました。誰かこのメモを見たら、この人に美味しいものを食べさせてあげてください。あ、揚げ物はNGです。東京では新宿の京王プラザホテルに泊まると言ってました。

14_siracusa_jonas400彼はスイス人のJonas Ruegg(ヨナス・リュック)。塩で有名なTorapani(トラパニ)の大学に通って、アートの勉強をしているんだって。Maniace(マニアーチェ)城を見学しようと思ったのに13時30分で終わっていたので見られなかったんだけど、こんな時間に終わるなんておかしいよねって、そのときお城の入り口で知り合いました。母国語はドイツ語、スイスの義務教育で英語とフランス語、自分で興味があってロシア語、さらに今はイタリア語と計5ヶ国語を操る18歳! 日本にも興味があるらしく、3種の文字があることまで知っていました。全部で自分の名前を書いてって言うので「よなす・ヨナス・夜奈酢」って書いてあげました。

14_siracusa_yunes400最後に帰りの電車の中で知り合ったモロッコ人のチター弾き、Yunes(ユネス)。おじいさんはエジプト人だと言ってました。Rai Tre(イタリア国営放送・3チャンネル)のプロジェクトでモロッコからイタリアに来たそうです。古典音楽を弾くのが仕事。ちなみに彼のホームページはこちら。イタリア国内、色んなところに行って演奏するそうです。写真は撮り損ねたけど、隣にはバングラディッシュから来た人も座っていました。Anastasiaと私のコンビは、Topの写真で分かるようにまったく人種が違うので、色んな国の人を呼び寄せるらしい。面白い1日でした・・・って、結局Siracusaのことを何にも書けなかったので次回に繰り越します。

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イタリアでダイビング。

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スキューバダイビングのOpenWater(オープンウォーター)という資格を取ることになりました。せっかくタオルミーナにいるし、日本で取るより安いらしいし、とにかく成り行きでこうなりました。講習料とPADIへの申請登録費で315ユーロ。おまけで取得後に、2本ほど潜らせてくれるそうです・・・ラッキー!

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ダイビングショップのあるMazzero(マッツァロ)海岸。この周辺でジャン・レノ主演の映画、「グラン・ブルー」の撮影が行われたそうです。日曜に講習で少しだけ潜ったのですが、水の透明度が高く海中に光が差し込んでキラキラと反射し青くゆらめく様子は、本当にきれいです。去年、体験ダイビングで潜ったときより魚もいたし、水も冷たく感じませんでした。

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講習は全体で5つパートに分けて進行されます。だいたい3日ぐらいかかるようです。まずビデオを見たあと、それを実際に海の中で実習、足りないところはインストラクターが補足説明し、テストを通しておさらい・・・基本的にこんな感じで進みます。写真は講習を受けているテラス。いつも花でいっぱい。青い空にピンクのブーゲンビリアがよく映えます。

13_mazzero_fiori_400そして講習は全てイタリア語! ビデオも説明もテストもぜーんぶです。まるで学校の授業の続きのようです。ウェットスーツは「ムーテ・ウミド」、水中めがねは「マスケラ」、シュノーケルは「チューボ」、空気タンクは「ボンボラ」、フィンは「ピーネ」、バルブは「ルビネッテリア」、残圧計は「マノ・メトロ」・・・イタリアでダイビングをする方は参考にしてください(笑)。

で、TOPの写真はダイビングとは全く関係ありませんが、月曜にワールドカップの日本戦があったので、ショップのみんなと一緒に観戦したときのAngelino。日本戦は普通の地上波では放送しないので、SKYと契約してるレストランで見せてもらいました。彼が眠ってしまったあとにオーストラリアに点を入れられたので、次回はどんなにぐずっても絶対に起こしておく!とユキさんは言ってます。

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タオルミーナの学生アパート。

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ここ、タオルミーナに長期滞在するには、概ね3つの選択肢があります。まずはこれまでの私のように、ひとりでアパートを借りること。コストはかかりますが、自由気ままな生活ができます。次は今の私のように、家族の家にお邪魔すること。イタリアの家庭生活を垣間見る事が出来ますが、その生活に自分を合わせなくてはいけないので自由度は低くなります。そして第3の選択肢が学生共同アパートです。上の写真はshinjiやkaraが住んでるところ。

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学生アパートは1人1部屋の個室に、共同のバスルーム、キッチン、リビングというのが基本です。こちらはsatomiやkine、Annaが住んでいるドルフィンハウス。なぜか英語名が付いてます。20代の女の子ばかりが住んでいて、内装もカラフルなペンキが塗ってあったりして、私もすごく気に入ってます。

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中でもこのリビングの窓からの眺めが最高! 晴れた日にはイオニア海の向こうに本当のカラブリアまで見渡すことが出来ます。誰か一人ぐらいは必ずアパートにいるので、最近はふらーっと行って中に入れてもらって、勝手にリビングでくつろいでます。

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Alexのマンマのトラットリア。

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ホームステイをしているポルタ・カターニャの近くに、ユキさんのご主人Alexのマンマが働いているトラットリアがあります。すごくお腹が空いたランチに、ひとりでぷらっと行ってみました。上の写真は「Maccheroni alla Norma」。例のナス入りトマトソースです。このマカロニ、すごく家庭的な味で美味しかったです。まさにマンマの味。

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この日はプリモとセコンドにパンとコーヒーがついて13ユーロの、いわゆる定食にしました。そしてセコンドのお肉です。これは特筆すべきことは何もなし(笑)。私がブログに書くんだと言ったら、マンマがわざわざ「このペペロニはフライパンでソテーして、このナスはグリルで焼いたのよ」と教えてくれました。コメントなしのお肉とソースはどうやら出来合いのものを使っているらしい・・・正直なマンマです。

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La Cucina、キッチン。

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ホストマザー、Mariaのキッチンはとにかく素晴らしい。このガスレンジも私にとってはイタリア初の日本と同じ・・・いわゆる自動点火機能のついたもので、ツマミを回すだけで火が着きます。

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オーブンは、使わないときは収納庫に(笑)。うちのお母さんもそうしてます。全世界の主婦共通の発想なのか? それにしてもいつもピカピカできれいです。とにかくマメに汚れをふき取ることがポイント。ちなみにシンクも使い終わったら、水滴を全てふき取ります。イタリアの水はカルシウム分が多いので、そのままにしておくと、すぐに水滴の際が白く残ってしまって美しくないのです。

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ジャルディーニのキッチン。こうして比べちゃうと古さが目立つなぁ。なんとプロパンのガスボンベを使っています。プロパンガスって、生まれて初めて使いました。最初は「危険!」って思ったけど、慣れてしまえば大丈夫。

この土曜日で終わるはずのステイが、もう1週間延長になりました。はやくこのキッチンに戻って、好きなように料理したいなぁ。

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La Kore、ギリシャ遺跡でファッション・ショー。

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タオルミーナの観光名所、紀元前3世紀に建てられたギリシャ劇場TeatroGrecoで、今年もイタリア・モードの祭典「La Kore Oscar della Moda」が7日の水曜日に開催されました。そして去年に引き続き今年も行ってきました! 周りを見回してもアジア系は私とSatomiだけだし、2年連続でこんなの観てる日本人は私ぐらいでしょう。

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去年より5ユーロも値上がりして、今年は税込み21ユーロ50セントでした。パンフレットも事前に入手し、準備万端、その日を楽しみに待っていたら・・・

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司会を務めるヴァレリア・マリーニに出くわしました! 小学生の一団に囲まれて大変な騒ぎになっていましたが、写真撮影やサインに気軽に応じる様子は見ていて高感度大。

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イタリアでもカメラ付き携帯電話は子どもでさえ持っています。こんなふうに写真に一緒に入るようにかがんで、しかも自分で撮ってあげてました(笑)。イタリア人は有名人も気さくらしい・・・。とにかく前入りしたモデルやら有名人が目抜き通りのコルソ・ウンベルトにたくさんいて、街中が華やかな雰囲気に包まれていました。

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このイベントは「RaiUno」と言う、イタリア国営放送で放映されます。当日は20時45分スタート・・・の予定が、いつもの通り直前の番組で生放送のクイズ・ミリオネラみたいなのが伸びて、結局25分押しの21時10分に始まりました。

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イベントは基本的に各デザイナーの今秋冬モードを見せたあとに、デザイナーが出てきて、合間にアーティストが歌を歌う・・・というスタイルで進行しました。今年は大御所、ピエール・カルダンも登場。

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この写真は右から司会のヴァレリア・マリーニ、ジォルジョ・アルマーニ、同じく司会のルイザ・コルナ、そしてモデルのひとりです。アルマーニは髪の毛も真っ白で、けっこうお歳な感じでした。

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水着もありました。モデルは本当にスタイルが良くてきれいでした。コルソ・ウンベルトを歩いていたときもかなり目立ってましたが、やはり舞台の上だとさらに輝きが増しますね。

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とにかく2300年近く前のステージをそのまま再利用しながら、巧みなライティングでその特性を最大限に引き出すパフォーマンスに魅せられました。イタリアって国は普通に生活していると機能的じゃないことばかりでイラつきますが、こういうところは確かに素晴らしいですね。

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終わったのは23時30分ごろ…相変わらず宵張っりな国です。

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Francescoの料理。

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今はペルージャにいるKazumiに紹介されたシチリアっ子、Francescoはシチリアを愛する27歳。カターニャ大学の農学部に籍を置きつつ、家業の農業も手伝っています。先日、私と同じ学校に通う日本人みんなに料理をしてくれると言うので、いそいそと4人でお邪魔しました。上はメインの鶏肉のグリルと、プチトマトのマリネ。鶏肉は、オリーブオイルにニンニクとオレガノやバジル、塩、コショウで味付けし、仕上げに再度たっぷりオリーブオイルをかけてあります。これがシチリアの典型的な調理方法なんだそうです。

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こちらはナスのパスタ。Alla Normaとでも言いましょうか。Norma(ノルマ)は規則とか手本という意味ですが、シチリアではナスが入っているものをこんなふうに呼びます。Pizza alla Normaと言えばナスの乗ったピザだし、Spaghetti alla Normaと言えばナスの入ったスパゲッティが出てきます。上にかかっているのはRicotta al Forno(リコッタアルフォルノ)。これもシチリアの名物で、リコッタチーズをオーブンで焼いたものです。水分が抜けて、チーズの成分が凝縮されたような味わいになります。このチーズがパスタの味をぐっと引き上げています。

7_francesco_400こちらはこの日の料理人Francesco。調理方法や食材のことなどを聞くと詳しく教えてくれるのですが、色んなこだわりがあって、なるほどなぁと感心します。日本では料理人でもない普通の男の子が、こんなふうに食べるものにこだわることってめずらしいですよね。ユキさんのご主人Alexも野菜はこの店、肉はあの店、水は決まった銘柄のしか飲まない!みたいなこだわりがあるようだし、こういう人たちがいっぱいいるからこそ、イタリアには美味しいものがあふれているんですね。

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ワインとオリーブオイルのワークショップ。

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福岡から1ヶ月だけ来ていたShiomiは、イタリア語の授業以外に、学校の企画しているワインのコースをとっていました。この時期、生徒が彼女だけだったせいか、最後の2回はYumiも一緒に!と言うわけで、2日間お邪魔しました。カターニャ門をコルソ・ウンベルト通りから少し入ったところにあるオステリア、Nero d’Avola(ネロ・ダーボラ)が会場です。

4_vino_olio1_400こちらがNero d’Avolaのオーナーで今回のコースの先生・・・名前を忘れてしまった(汗)。初日はオリーブオイルがテーマで、どのように作るのか説明したあと、4種類のオイルを試しました。東京にいたときスローフード協会のワークショップで似たようなことを体験済みだったので、イタリア語の説明でも理解できて面白かったです。オリーブの実はまだ若いうちに摘み、24時間以内に加工。4段階に分けて絞り4つのクオリティのオイルにします。まず最初は、洗った実を上から石で押さえつけただけで出てくるジュースのようなもの、次はその搾りかすを何枚かのフエルトに分けて載せ重ねて置き、その重みだけで滴るジュースを集めたもの、3番目になって初めて機械的な圧力をかけ、そのフエルトを上から押さえつけて絞ったもの、最後の4番目はまさに最後の一滴まで搾り取ったもの。

4_vino_olio2_400もちろん一番絞りがExtra vergine(エキストラバージン)、以降順番にOlio di Oliva(オリオディオリバ)、L’Olio di Sansa(オリオディザンザ)、Olio lampante(オリオランパダ)。3番目ぐらいまでは口に入れるものに使いますが、最後のものは機械用にするそうです。オリーブオイルの沸点は200度以上。ここまで熱を加えてもカラダに悪いものに変化しない唯一の油だそうで、オリーブオイルは心臓に良いのだよ・・・と先生は言ってました。

4_vino_olio3_400オイルのデグスタジーネ(試飲)は、まず最初に香りを、次に味を見て、最後に色を見るそうで、それは色による地域性の先入観・・・例えばトスカーナなど中央イタリアのオイルは黄色で、プーリアやシチリアなど南のものは緑がかっている・・・に惑わされないようにするためだとか。面白かったのは、次のオイルに移るときはリンゴを食べて口の中をきれいにすること。初めて聞きました。

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2日目はワインがテーマで、赤白1種ずつ勉強したあと、CasaGrugno(カーサ・グルーニョ)というタオルミーナで唯一の星付きリストランテで開催されている、スローフード協会絡みのシチリアワイン試飲会に連れて行ってもらいました。
この白ワインはCOSというワイナリーのRamiです。COSはラグーサにあり、Murgo(ムルゴ。シチリアで一番有名なワイナリー)の先代からワイン作りを教えてもらったとかで、まだ若いワイナリーながらも、これからスーパートスカーナ並みに人気が出てくるだろう・・・と先生は言ってました。Insoliaというギリシャのぶどうを使っています。黄色が濃い美しい色合いで、軽さが身上って感じ。でも口を刺す苦味や硬さのようなものは全くありません。とにかくフルーティ。

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赤はTerre di Luigiというワイナリーの、Gallo dei BardiのEtnaRosso。2003年のものを試飲したのですが、かなり熟成感があり将来が楽しみな感じ。栗の花の香りがして、グラスにはアルコールの強さをうかがわせるラインが残ります。飲む1時間前には抜栓しておかないと本来の味を引き出せないそうです。

このあとカーサグルーニョに行ったのだけど、なんとこの日はランチからフェスタでワインを飲んでいて、ワインのコースが始まったのが18時、カーサグルーニョには20時過ぎと、5時間ぐらい飲みっぱなし・・・はっきり言ってカーサグルーニョでは何をどう飲んだのか覚えてませーん。そのあとお腹が空いたので、Barでアンティパストを摘まみつつまたワインを、最後には仕事が終わったシェフたちと合流して3時ぐらいまで飲んでしまったから、12時間ぐらい飲み続けてしまったことに・・・さすがに疲れました。でも、ずっと一緒だったShiomiは変わらず元気だったなぁ。良い体験をさせてくれてありがとう! 日本に帰ったら、今度は福岡で飲みましょうね!

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タオルミーナで、ホームステイ。

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さて、1週間だけのホームステイが始まりました。どんな家族と一緒に住むのか想像をふくらませていたのですが、実際にお世話になることになった家は、女性のひとり暮らしでした。息子が2人いて、すでに結婚して家を出ています。ひとりはルクセンブルク、もうひとりはトラパニ(シチリア、パレルモの近く)に住んでいるそうです。トラパニにいる息子さんは軍の仕事をしていると言ってました。

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居間に、孫や息子たちの写真がいくつか飾ってあるのですが、なぜかパートナーの写真だけがない・・・彼女は寡黙なタイプで自分からは何も話さないので、そのへんがどうなってるのいるのかこちらからはどうも聞きにくい・・・微妙な問題ですから、イタリアの場合。

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家はこじんまりとしていて、2LDKにバスルーム・・・私の海岸の部屋とほぼ同じです。思わず自分の老後を想像し、将来はイタリア人留学生にひと部屋提供して生活の足しにするってのもありか?と思いました。

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どの部屋もきちんと整えられたうえ、美しく飾られています。ものは多いんだけど、全体的にトーンが揃っているのでそんなにゴチャゴチャした感じはなく、私にとってはものすごく居心地がいいです。

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いちばんステキなのはキッチンです。でもこの家では私は料理をすることができません。と言うのも、去年ブラジルから来た女の子が料理をしたいというのでキッチンを貸したら、ものすごく汚されたからなんだそうです。それ以来、キッチンを提供するのはやめたとのこと。こんなにきれいだからねぇ、気持ちは分かります。

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家はタオルミーナのコルソ・ウンベルト沿いにあります。この通りはいつも大勢の人で賑わっていますが、部屋の中は窓を閉めているとすごく静か。出入り口は、小さな教会前の広場にあります。真ん中の緑の扉がそうです。

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Mariaは12月3日生まれで、なんとうちの妹と誕生日が一緒! こんな偶然もあるんですねぇ。

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引越しのパスタ。

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引越しの日の当日、冷蔵庫に残っていた食材を全て使って作ったパスタ。クリスティーナと一緒に住んでいた家から、元の家に戻る日に作りました。思い出に、窓からの眺めと一緒に撮ったら、向かいの山小屋風の家と緑の草のせいか、高原のような感じになりました。

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あのときも家の周りをうろうろ散歩して回りました。これは近所にあったお気に入りの家。ベランダの柵にはプランターが等間隔に配置され、黄色い壁に、濃いピンクのブーゲンビリアが映えて、とてもステキでした。

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オリーブの花。初めて見たような気がします。地味な花ですが、花粉がけっこうすごくて、アレルギーで苦しむ人もいるみたい。私も花粉症なんだけど、これは少し鼻がかゆくなる程度で大丈夫でした。

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となりにあった家の庭。鶏が放し飼いになっていて、夕方になると童話に出てくるようなおばあさんが出てきて、この小屋の前にポツンと座っていました。最初はちょっとびっくりしたけど、次の日からはCiao!と挨拶するように・・・。実はこのおばあさん、この辺りの大地主だそうで、TOPの写真に見えている土地も全部おばあさんのファミリーのものなんだそうです。

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近所にあったお墓。小高い丘の上に、小さな家のように並んでいるのがそうです。ファミリーごとに、この小さな家の中に入るのです。あの世に行っても家族の絆は変わらないのか・・・。

そして3日の土曜から、今度はタオルミーナに引っ越しました。またまた1週間だけの仮住まいです。イタリアのファミリーってものを実際に体験してみたくてそうしたんですが、色々手違いがあって、夕食は付かない朝ゴハンだけのホームステイです。

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Pomodorino(ポモドリーノ)…プチトマト。

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普通のPomodoro(ポモドーロ)、トマトはもちろんのこと、Pomodorino(ポモドリーノ)、プチトマトも最高に美味しいです。高知県のフルーツトマトを味はそのまま、サイズだけを小さくした感じ…うん、この表現がぴったりだと思います。

上の写真は、プチトマトのカプレーゼ(トマトとモッツァレラチーズのサラダ)。半分に切ったプチトマトに、小さくかっとしたモッツァレラとバジルを乗せました。ひと口サイズが食べやすく、見た目もかわいいカプレーゼになりました。

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こちらは私の夏の定番、プチトマトの冷たいパスタ。Capellini(カペッリーニ。Capelliは髪の毛の意)という極細のパスタを合わせます。みじん切りのニンニクとオリーブオイル、塩、こしょうを混ぜた中に、4つ切りにしたプチトマトを加えて冷蔵庫で半日以上マリネします。パスタを表示時間より少し長めに茹で、冷水でよくしめたあと充分に水を切って、マリネ液ごとプチトマトと和えるだけ。生のバジルを刻んで加えれば、いっそう美味しくなります!

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日本のカレー。

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日本から送ってもらったカレールー。水が違うからか、日本で食べるのとはちょっと味が違うけど、外ではなかなかカレー味のものを食べられないので、たまーのお楽しみで重宝してます。上は私の定番、カレースパゲッティ。日本にいるときからよく作ってました。これにパルミジャーノ・レッジャーノを削ってかけると、また一段と美味しくなります。ぜひ試してみてください。

3_carry_pentola_400この日は夏野菜カレーにしてみました。まずオリーブオイルでニンニクを炒めて、たまねぎ、にんじん、ナス、パプリカを入れてさらに炒めます。野菜がしんなりしたら、水とトマトピューレとバジルを入れて、私は辛いのが好きなので、さらに唐辛子を投入。しばらく煮込んだらカレールーを割り入れ、味が馴染んだら出来上がり。

3_carry_risoもちろん白いご飯も外せません。イタリアにいることを一瞬忘れさせる夕ごはん。

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Shinjiの料理 その2。

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いやぁ~、やっぱりプロの作る料理はひと味違う。こないだの料理にすっかり味をしめて何かと理由を付けては作ってもらってます。上は白身魚を細かく切って炒めて、ラザニアを割ったようなパスタと合わせたもの。このパスタ、初めて食べたけど美味しかった!

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「ポルペッタ」。肉だんごのトマトソース煮込み。こちらでは肉だんごのことを「ポルペッタ」と言うのですが、けっこうポピュラーな料理です。小さく丸めたポルペッタを野菜と一緒に煮込んであって何だか郷愁を誘う味わいでした。

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「イカ大根」! 大根はラディッシュで代用してるのですが、イカの味が染み込んだ筋っぽい歯ざわりは、まさに大根! サトイモのように見えるのがそれです。

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「鯛の塩焼き」。この日料理を作ったキッチンにはガスのオーブンがあったので、まさに魚焼きグリルで焼いたのと同じでした。隠し包丁に塩加減も絶妙で、おしょう油をタラーリとたらして食べたら!!! 北イタリアのBraにいたときは本当に魚が恋しかったけど、ここにいると食べもので困ることは、まずありませんね。

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タオルミーナのTeatroGreco(テアトロ・グレコ)。

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去年も行ったタオルミーナの観光名所、TeatroGreco(テアトロ・グレコ)、ギリシャ劇場。学校の先生、Peppeに連れて行ってもらったので入場無料&説明付き!もちろんイタリア語だけど。

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茶色い部分は修復したところで、オリジナルは白い部分のみだそうです。すぐ近くにそびえるタウロ山を見上げると、その地表は白く、Peppeによるとその山の石を使ったので白い部分がオリジナルの証しなんだって。

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右が人間の入場口、左が動物の入場口。その昔、動物を戦わせると言うのが一大見世物だったようです。本場ギリシャではライオンを戦わせていたのが、シチリアにはいないので犬を代わりに使ったりしたそうです。

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青い空に、崩れかけた劇場のラインがくっきり浮かびます。今でも現役の劇場として使われているので、今年の夏もイベント盛りだくさんのようです。いくつか行ってみるつもり・・・楽しみ!

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