settembre 2008
タオルミーナの裏道散歩。
タオルミーナの魅力は海やエトナ山などのすてきな眺めもありますが、アラブ時代に作られた町の作りの面白さもあります。迷路のように、入り組んだ小路が多いのです。そしてひとつひとつ表情が違うので、自分好みの道を探しながら散歩するのが楽しいところでもあります。
誰もがシャッターを切る、帽子屋さんの脇の小路。残念ながら今年はブーゲンビリアが枯れてあんまりきれいじゃなかったです。
誰もいないと思ったら、Cameriereウエイターが仕事をサボってたばこを吸ってたりして。
ここはヨーロッパでいちばん狭い小路、VicoloStretto。
PortaMessinaメッシーナ門の喧騒を避けるため、ViaCappucciniに抜ける裏道。
いや~、今年の夏もたくさん歩きました。タオルミーナは本当に歩いていて飽きない、すてきなところです。でも残念ながらこんなお散歩三昧も今日でおしまい。明日からはAmalfiアマルフィに移動します。今度タオルミーナに来るのはいつかな…。
イタリアの広告看板。
日本に比べると、広告手法がわりとオーソドックスなイタリア。デザインやCMなどのアイディアは優れているけど、手法は日本の10年ぐらい前って感じ。でもネット広告はいろいろ工夫されてて面白いかな。というわけでまだまだ看板やポスターは大活躍。全国展開のメーカーから、地元スーパーまで、さまざまな看板があります。こちらは「スズキ」の車に、映画「ナルニア王国」。
ちなみにこの看板、上からのりをつけたらバンバン新しいのを貼っていきます。テキトー過ぎる…はがれてるのももちろんたくさん見かけます。そして上下が逆だったり、明らかに裏側が表になるように貼られてたり。日本のクライアントが見たら補償問題です。
日本じゃ考えられない露出度の看板は、私も大好きな下着ブランド「yamamayヤママイ」。
こちらは比較的おとなしめ。バス停のベンチが置いてあるスペースのもの。写真をモノクロにしてロゴの赤を目立たせた、ブランド主義のデザインね。
タオルミーナでいちばん古いお菓子屋さん。
サキコのお父さんのお菓子屋さんは、タオルミーナでいちばん古く1963年創業なんですって。PortaMessinaメッシーナ門からCorsoUmvertoコルソ・ウンヴェルトを入り、通り沿い左にあります。前に紹介したコチラのお店はおじさんのお店でした(汗)。
今は夜中までの営業だけど、夏場は2時近くまで開いてます。お菓子だけでなくジェラートやグラニタもあり、とくにアーモンドのグラニタは絶品。お店の前で道行く人を眺めながら食べれば、旅気分も一気に盛り上がります。
カンノーロ。フレッシュなリコッタを使っているから、その香りを楽しむためピスタッキオは飾ってません。リコッタは最高のものを求めて、お父さんの出身地、メッシーナからわざわざ取り寄せてるんだって。
こちらはサキコいち押しのフルーツケーキ。お店で頼むときは「Torta di Fruttaトルタ・ディ・フルッタ」とオーダーしてください。
GiardiniNaxosジャルディーニ・ナクソスの生パスタ屋さん。
私がこちらに来ているあいだに下北沢にあったリストランテIL NIDOがお店を閉め、道の反対側にあったAlimentariアリメンターリ(食料品)だけの営業になりました。そう、川﨑夫妻は次なる展開を企画中。まだ日本ではめずらしいイタリアの食文化を伝えるお店を考えてるんですって。そして奥さんとお店のスタッフがイタリアに研修に来ます。シチリアにも来るので、このあたりに今は1軒だけとなってしまった生パスタのお店を紹介しました。これがその看板。
GiardiniNaxosジャルディーニ・ナクソスの信号のある交差点…これで通じるぐらい信号がないんです(笑)…から、電気屋さんの隣にある、この細い通路を入ったところにあります。水曜定休。営業時間は月火日祝が8:30~13:00、木金土が8:30~13:00、17:00~19:30(土のみ20:00)。生パスタだけでなく、それを料理したものも売ってました。
ちなみにこの信号のある交差点の先にMarottaマロッタもあり、タオルミーナのPizzeriaピッツェリアZuccaroズッカロに出会うまでNo.1だったピザ屋さんSpizzico2スピッチィコ2もあります。黄色いお店がそれです。マスカルポーネに生ハムを載せた白いPizzaなどいろんな種類のがあります。こちらは月曜定休。ランチもやってます。
男の手料理。
パレルモから無事に帰ってきました。バスで約4時間の旅はけっこう疲れる…。パレルモのことはまた改めて報告しまっす。
さて先日、私が通っていた語学学校「バビロニア」の校長先生、Alessandroアレッサンドロの家にお邪魔しました。手ぶらで来るようにってことだったので、お言葉に甘えて彼の手料理をご馳走になりました。こちらはアスパラクリームのリゾットにスペック生ハムを乗せたもの。お米がおかゆのようになってしまってたけど(笑)、味はすごーく美味しかった♪
セコンドのお肉は「お肉屋さんが下準備して、ボクは焼いただけ~」とのこと。つけあわせだけ自分で作ったんだって…ひき肉でゆでたまごを巻き込んで焼いたファルソマグロに、ポテト、グリーンピース、玉ねぎを焼いたコントルノ。焦げてるところがご愛敬(笑)。きっちり料理できるのももちろんいいけど、そんなに得意じゃないのに手料理でもてなしてくれるって、いいですよね。日本男子もぜひこの手で頑張ってください☆
おうちには「Boh(ボ)」っていう親猫に赤ちゃんが生まれたばかり。6匹の子猫たちもミルクタイムでした…貰い手募集中ですって。猫が欲しいタオルミーナ近郊在住の方、バビロニアまでご一報ください。あと、バビロニア、なんとロンドンのメディアが企画した、「イタリアでいちばん良いイタリア語学校」最優秀賞をもらいました!本当に良い学校ですので、日本の皆さんもぜひどうぞ~。
フレッシュチーズ…リコッタ・フレスカ。
RicottaFresca、できたてのリコッタチーズです。まだ生温かい。大がまで煮立てたミルクをそのままお玉ですくって、このバスケットに入れましたって感じ。牛乳とレンネットに塩、それだけです。というか、すべてのチーズは基本的にそれだけが材料で、あとはその土地ならではの牧草を食べた牛や羊、ヤギ、水牛のミルクに、固め方、保存、発酵方法の違いでさまざまなバリエーションが出てくる、まさに「スローフード=その土地ならではの味」なのです。
できたてホヤホヤを指でわっしとつかんで食べてみたら、絞りたてのミルクの味と香りがしました。乳しぼりをするとそのミルクって、まだ牛の体温であたたかいでしょう?そんな感じです。
帰ってきて、トマトソースのパスタに添えて食べたらサイコーに美味しかった。水分もずいぶん抜けて、味が濃くなったかな。チーズってこんなふうに味が変わっていくところも面白いですよね。ちなみにこちらではできあいのトマトソースで「リコッタ入り」なんてのもあります。リコッタが手に入ったら、ぜひ試してみてね。
フレッシュチーズ…モッツァレッラ。
6月に住んでたとある場所にいちばん近い町、Trappitelloトラッピテッロにあるチーズ屋さんに行ってきました。前から気になっていたんだけど、とにかく遠くて(汗)。でも帰国も迫ってきたのでこの週末に行ってきました。「CaseficioBarattaカゼフィッチョ・バラッタ」。お店紹介文によると「伝統的な製法に現代のテクノロジーを合わせ、ていねいに作った高品質なチーズの数々。シチリア産のミルクを使ったシチリア固有のチーズは、生産ラインもていねいに管理された安心なものです。Tumaトゥーマ、RicottaFrescaリコッタ・フレスカ、RicottaInfornataリコッタ・インフォルナータ、Mozzarellaモッツァレッラ、Scamorzaスカモルツァ…」とあります。私はこの日3つのチーズを買いました。
MozzarellaFrescaできたてモッツァレッラです。買ったあとすぐにその場でパクリとしたら、ギシギシした歯ごたえのあと、中からミルクがジュワ~ッと出てくる感じ。塩もけっこうきいてます。味もいいけど、歯ごたえが何とも言えません。
家に帰ってきてオイルをかけていただきました。また別の味わい。こんなふうに周りのほうがかたまっていて、中のふんわり部分を包みこんでる感じ。だから最初ギシッとして、あとからジュワーッて来るのね。
1キロ7ユーロ90セント、15個買ったら3ユーロ21セントでした。1個35円! これでこの金額なら納得でしょう。
ところで、月曜からPalermoパレルモに行ってきまーす。2泊3日の一人旅。と言っても向こうでは『シチリアの風』トモコさんが紹介してくれた人が待ってくれています。ツアーガイドが本業の方なので、すごく楽しみ。彼女にお願いしたことは「とにかく食べたいんです」。というわけで、ブログはチーズを自動UPしていきまっす。
マンジャーレ、カンターレ、アモーレ+散歩。
イタリア人の人生観を表現するのによく使われる言葉「Mangiareマンジャーレ、Cantareカンターレ、Amoreアモーレ」。日本語にすると、「食べて、歌って、愛してるうちに終わる一生」って感じでしょうか。たしかにそれは言い得ています。でも私はそこに「散歩」を足したい。みんな本当に散歩が大好き。歩くだけじゃなくて、寒かったり雨だったりすると車で散歩(散車?)するんですって! MarottaマロッタのSaraサラが、「寒い雨の日はパピーが車を運転してみんなで散歩するんだけど、外は雨でも車の中は暖かいし、家族みんな一緒だし、サイコーなの☆」と言っていました。彼女らはLecanatiレカナティという海沿いのエリアに住んでいるので、この考古学公園の前の道あたりを車でひとまわりするんだって。ちなみに彼女たちが父親を呼ぶときの「パピー」って言葉は、「ピー」のほうにアクセントを置くの。甘えた感じですごくかわいい。
サキコはもうローマに帰ってしまったけれど、8月半ばに知りあったあとは2、3日に1度は一緒に散歩したなぁ。そして彼女の散歩時間は22時ごろスタートなんです。車でPortaCataniaカターニア門まで行って、その近くのプライベート駐車場に車を置いたらお散歩スタート。CorsoUmvertoコルソ・ウンヴェルトを歩きます。ちょうど夕ごはんが終わったぐらいの時間なので、けっこう人が歩いてます。そしてやっぱりジモピーは知り合いが多い。少し歩いては知人にあい、立ち話。友だちの働く店に寄ってちょっと挨拶したり、急いで歩くと15分で終わる道を1時間ぐらいかけて歩きます。そして反対側、PortaMessinaポルタ・メッシーナまで歩いたらUターンしていま来た道を戻ります。彼女はいつもはローマにいるので、散歩しながら出会った人に近況報告したり、知人にちょっと顔を見せたり、こういう社交が散歩の目的ですね。
とにかく日が沈んだら、それぞれの生活時間に合わせてお散歩スタート。私は真っ暗よりも夕暮れどきが好きなので、最近は19時ごろからがお散歩時間。そう、日の沈むのがずいぶん早くなりました。19時過ぎには山の向こうに日が沈みます。こないだツラツラ考えていて面白い発見をしたんだけど、この夕焼け太陽、たった4時間後には日本で日の出の太陽として登場するのよね。日が長いときだと3時間ぐらいでしょ。飛行機だと15時間ぐらいかかるのにねぇ、面白いよねぇ。
きゃ~☆
大家さん夫婦のご主人、Raffaeleラッファエレが、Marioマリオのサインをもらってくれた~☆ 土曜日のコンサートのあと、彼が働くホテルに泊まったんだって。そして次の日、Marioに会ったので「うちにいる日本人が君の大ファンで、コンサートにも行ったんだよ」と言ったらこのとおり、名前入りでサインを書いてくれたんだって~。さらに「どうぞくれぐれもよろしく伝えてね」って伝言付き! 切り抜き写真や台紙はRaffaeleお手製です。この台紙は…
メニューだった(笑)。上から順に、イタリア語、フランス語、英語、ドイツ語、ロシア語、日本語ですね。最近はロシア人観光客が多いので、ロシア語も記載されてます。Raffaeleは、ただいま日本語特訓中。こないだも日本人客に「おはようございます」って言ったらウケたって、喜んでました。大型ホテルはいろいろ大変だねぇ。
イタリア人に「スローフード」を説明する。
スローフード協会発足の地イタリアで、「スローフードとは何ぞや」と、日本人だけでなくイタリア人にも説明することが多いです(笑)。北のピエモンテで始まった活動ですからね。南のシチリアまではまだ到達してないのか? とにかくここでも「スローフードって、ゆっくり作って食べること?」なんて言われるから、日本でそう言う人が多くても仕方ないなぁと思う今日このごろ。
何回も説明すると、だんだん説明の仕方が慣れてきて、この地域で分かりやすい例を出すようにしたら、これがなかなか(!)。このパン、タオルミーナの上のほうにある「Castelmolaカステルモーラ」という地域で作られています。このような浮き輪型だけでなく、1キロはある大きな丸いものもあります。
周りは固くて、中は中程度のもっちりしたやわらかさ、少し酸味のあるパンです。さて、最近の若いイタリア人はやわらかいパンを好みます。もちろんハンバーガーとかもね。今はだれもが知ってるPaneCastelmolaですが、若い世代が食べなくなるとその製法が伝わらなくなり、忘れ去られ、最終的にはそのパン自体がなくなってしまう…それを防ぐために、そのパンがどこでどんなふうに作られているのか、どんな材料を使っているのか、どんな歴史的・地域的な背景があるのか、どんなふうにして食べると美味しいのか、などの情報を与えれば興味を持った何人かの若者がその美味しさや意味に気づくでしょう?「スローフード」とは、ただお皿の上に載っているものを食べるだけでなく、お皿の外側のことにまで思いを馳せること、そしてそれを消費行動に反映させることなんです…。
とこんなふうに説明すると、みんな「腑に落ちた」っていうような顔をして、自分の好きな他の地域のパンの話や、PaneCastelmolaに関する情報を語り始めたりします。そう、知れば興味がわくものなんですよね、人って。
こちらは東京都練馬区で「練馬大根」を作っている白石さん。江戸時代の野菜です。おもにたくあんにして食べるのですが、最近たくあん食べなくたったでしょう?とくに若い人は食べませんよね。でも、江戸時代の食事情や、たくあんがどうやって作られているのか知ると、ちょっと食べてみたくなりませんか? そんな日本の「食のたからもの」を調査するお手伝いを、この1年間やってきました。やっぱり知れば面白いこと、食に詳しいつもりでも知らないことがたくさんあります。そして、この取材で撮影した写真を展示する会が9月25日~10月1日まで開催されることになったので、ぜひみなさんいらしてくださいね。詳細はコチラをご覧ください。初日は『スローフードな人生』著者、島村菜津さんがレクチャーしますし、入場無料です☆
MarioBiondiマリオ・ビオンディのコンサートに行った!
TeatroGrecoテアトロ・グレコ、ギリシャ劇場はタオルミーナにある2000年以上昔からある劇場です。驚くべきごとにこの劇場、いまだに現役で、こんなふうにコンサートやファッションショーなどが開催されるのです。3年前はファッションショー、2年前も同じファッションショーと無声映画に行きました、そして今年は、NHKのイタリア語会話で紹介され、1度聞いただけでファンになってしまったMarioBiondiのコンサートに行ってきました。
MarioはJazzシンガー。私は音楽と言えばクラシックか、Jazz、ボサノバぐらいしか聞かないの。彼の低くて甘い歌声が、半月の浮かぶ夜空と地中海をバックにライトアップされた遺跡に染みるようです。彼、去年、青山のブルーノートでコンサートしたんですってね。コンサートの帰り道にちょうど出会った、アウレリオ&アンジェラ夫婦に教えられました。彼らのお嬢さんテアは去年から東京で日本語の勉強をしてるので、あの、ちょいワルイメージでモデルとしても活躍中のジャンフランコと一緒に行ったんだって。彼はタオルミーナの出身なのです。
Marioはカターニアの出身なんですって。知らなかったよ。音楽の勉強はアメリカでしたせいか、この日のコンサートで歌ったものはすべて英語の歌詞でした…イタリア語もあると思ったんだけどな。
この日のコンサート、夜の9時30分開演予定でしたが、15分遅れでスタート。そして終わったのはちょうど夜中の12時…イギリス人の友だちと一緒に行ったんだけど、ロンドンでもやっぱりコンサートの始まりは夜9時~10時なんだって。東京は6時30分とか遅くても7時、そして10時には終わるよって言ったら驚いてました。
Murgoムルゴーに行った!
週末、シチリアを代表するワイナリーのひとつ、エトナ山麓にある「Murgoムルゴー」に行きました。最近、飲酒(自主?)解禁になり、さっそく毎日のワインが必要になったトモコさんのご主人、ニーノ氏のお供です。あの有名なMurgoにテーブルワインを買いに行くなんて、なんて贅沢な食卓なんでしょう! まだ9月の初めだと言うのに、こんなにすてきな実りを迎えたブドウ。例年、ワインの初絞りは10月だそうだけれど、なんと今年は3日前から収穫が始まったそうです。
Murgoはタオルミーナとカターニアの中間ぐらい、SantaVenerinaサンタ・ヴェネリーナというところにあります。ここまで登ってくると、エトナ山頂もこんなに近くなります。
カラカラに乾いた大地に、たわわに実るずっしりと重いブドウ。こっそり味見してみたら、そのまま食べてもきっちり甘くて美味しかったです。
ワイナリーではもちろんワインを購入できます。ボトルに入ったものもありますが、毎日のテーブルワイン用に入れ物持参で行くと、こんなふうにタンクから直にワインを入れてくれます。赤と白が1種ずつありました。大きなワイナリーなので、例年小さなワイナリーのワインが売り切れても、ここでならまだ買うことができる、とニーノが言ってました。このテーブルワイン、なんと1リットルあたり1ユーロ40セント~! 1週間ぐらいで飲みきるならペットボトルでもOKですが、それ以上保存するならガラスのビンに移し替えます。この日ニーノが買ってくれたのは白ワイン。カタラット、というシチリア伝統のブドウ品種からできたものです。すっきりさわやかなんだけど、決して薄くはない、味わい深いしっかりした白ワインです。
ブーゲンビリアの向こうに広がるブドウ畑。南のシチリアらしい風景です。
TinaとRaffaele。
大家さん夫婦、TinaティーナとRaffaeleラッファエレ、そして息子のFrancescoフランチェスコです。2年前に留学で来たときは、実際のイタリア人家庭にこんなに深く関わることはなかったけれど、今回はさまざまな家庭にお邪魔し、「実際のところ」というのを垣間見ることができて本当に良い経験になってます。
Raffaeleは60歳だけど現役のホテルマン。今は「CapoTaorminaカポ・タオルミーナ」という、映画『グランブルー』の中でEnzoエンツォがマンマのパスタを食べるシーンが撮影されたホテルで働いてます。毎朝8時ごろ家を出て、16時までの勤務です。帰ってきたら晩ごはんの下準備する日もあることが判明。今はもう止めてしまったけど、70年ぐらい前、私たちが住んでいるこの家はPensioneペンショーネ、食事付きの宿をしていたので、それを見て育った彼はさまざまな料理をすることができるんだって。この写真は彼が撮影したもの。いつもゴハンを食べるテラスから見えるエトナ山です。
Tinaはまだ50代。PiazzaⅨAprileピアッツァ・ノヴェ・アプリーレ(4月9日広場)にあるBarでコックとして働いてます。毎朝10時ごろ家を出て18時までの勤務。その後彼女の父親のところへ寄り家事をこなし、家には20時ごろ帰ってきます。2人とも夏場は休みナシ! でも11月から2月末ぐらいまでは、ほとんど仕事をしない生活なんですって。この写真もRaffaele撮。この日のメニューは「PolpettePizzaiore(ピザ職人のハンバーグ)」に「茹でインゲン」。なんでピザ職人なのかと言うと、トマトソースにオレガノをのせて焼いたハンバーグだからですって。インゲンは少しのお酢と塩、オリーブオイルで和えてあります。いつもの普通の晩ごはんです。
ズッキーニの花。
こんなふうにして売ってます、ズッキーニの花。果実の部分が成長した状態。もちろん観賞用ではなく、食べるためのものなんですよ。
ズッキーニの花のパスタ。花の味は、子房の部分がほっくり甘くて、花弁がほんのり苦いって感じ。私はニンニクとあさりの水煮を入れてみました。ズッキーニの花の繊細な味わいを楽しむためには、あんまり強い味付けにしないほうがいいでしょうね。
花の部分はこんなふうに詰め物をしていただくこともできます。めしべ、おしべを取り除き、下についてた小さなズッキーニとモッツァレラチーズを詰めて、衣をつけて揚げたもの。中身はお好みでOK。とけるタイプのチーズは必須かなぁ。これを食べて思い出したのは山菜の天ぷら! ほんのり苦いところがよく似てます。そう、クセになる味わいなんです。
トマト祭り…できたてソースのごちそう。
「トマト祭り」のごちそうは、できたてのフレッシュなトマトソースを使ったお料理です。こちらは漉したてのソースに、バジルと塩、オイルを入れて軽く煮込みマカロニと合わせたプリモのシンプルパスタ。最初はトマトソースだけで味わい、あとからチーズをかけて2つの味を楽しみます。
「祭り」といえばお酒です。お酒自粛中のニーノ氏も、この日は久々にかるく一杯。夏の昼間は、やっぱり冷えた白ワイン。前菜は生ハムといちじくでした。最強の組み合わせね。
セコンドはやはり今が美味しいナスと合わせた「パルミジャーナ」。揚げたナス、トマトソース、パルミジャーノチーズ、バジルを重ねてオーブンで焼いたもの。
こんなふうに、ナスとトマトソース、溶けたチーズが一体化して、ほーんとに美味しい☆
そういえばトモコさんの「ナス巻きパスタ」も、フレッシュなトマトソースとナスで作る夏の定番料理。トマトソースに揚げたナスを入れたパスタ「ノルマ」もあるし、今ごろ完熟トマトやナスがいっぱい収穫されるであろう、この人やこの人にもぜひ「トマト祭り」やってほしいなぁ。
トマト祭り…トマトソースのびん詰めづくり。
IsoraBellaイゾラ・ベッラのトモコさんに誘われて、保存用「トマトソースのびん詰め」づくりに参加しました! 夏の終わり、美味しい盛りのトマトをびんにとじ込めて、秋冬の食卓を彩るための保存食づくりです。
まずはトマトをよく洗い、半分ほどに切って水煮します。塩も何も入れません。お水で皮がむけるぐらいまで煮るだけです。
よく水を切ったら、
「Passataパッサータ」という甑(こしき)にかけます。
ここへトマトを入れて、
ハンドルをぐるぐる回すと、
下から漉されたトマトソースが出てくる仕組み。
上には皮が残ります。もうおしまいかな?と思っても、この日のトマト隊長、トモコさんのご主人ニーノ氏の「まだまだ!Forzaフォルツァ!」のひと声で、もうひと回しです(汗)。
漉したソースは洗浄したびんに入れ、
きっちりふたを閉めて、びんごと水から煮ます。点火式のようにコンロの周りに集まった私たち。1時間ほど煮沸消毒したら、保存用「トマトソースのびん詰め」の出来上がりです。詳細はトモコさんの本『シチリアの風』でどうぞ。このトマトソースを使った料理のレシピも載ってます。場所と時間が必要な、なかなかたいへんな作業だけど、みんなでやると「トマト祭り」って感じで本当に楽しいです。「祭り」といえばごちそうがつきもの。この日のお料理は、明日へ続く…。
夏のランチは、海の幸に冷えた白ワイン。
日本は残暑が厳しいようですね。タオルミーナは昼が約30度、夜から朝にかけて20度ぐらいまで下がるようになりました。ただ、日差しの強さはハンパじゃありません。日中の日なたの体感温度は40度を超えてると思います。いつもは赤ワイン派の私も、こんな日は冷えた白ワインです。夏の日差しを浴びながら、シチリアならではの海の幸と一緒にいただく地元のテーブルワイン…デキャンタで1リットル6~8ユーロです。AliciMarinateアリーチ・マリナーテ、カタクチイワシのマリネです。6ユーロ。レモンの酸味が美味しい。
Spaghetti alle Cozzeスパゲッティ・アッレ・コッツェ、ムール貝のスパゲッティ。6ユーロ80セント。これでもかってぐらいにムール貝が乗ってます。貝の出汁ってなんでこんなに美味しいんでしょうね。パスタに旨みがギュッと閉じ込められて、本当に味わい深いひと皿です。
Arrosto Mistoアロスト・ミスト、ミックス・グリルですね。ペッシェ・スパーダ、イカ、海老を塩だけで網焼きし、オイルとレモン、イタリアンパセリをかけたもの。ちょっと高めの15ユーロ。でもたまにはいいですよね。
こちらのお店はいつものココです。こちらがメニューリストです。行く前に何を食べるか研究して行ってねw。
お刺身と赤ワインは意外に合う?!
2年前にワインとオイルのワークショップをしてくれたタオルミーナのオステリア「Nero d’Avolaネロ・ダーヴォラ」。ここのオーナー、Sarvatoreサルヴァトーレは勉強熱心で、さらに南ではめずらしいスローフーダー(=スローフード協会の会員ね)なんです。働いてる人が、あの見慣れたスローフードエプロンをしてて笑えました。SarvatoreがMarottaマロッタに会いに来てくれて2年ぶりに再会したので、さっそくお店に行ってみました。
さて、できれば避けたいマリアージュ(ワインと料理の組み合わせ)の代表的なものって、お寿司やお刺身などの生魚と赤ワインですよね。メニューにあった「Sashimi Mediteraneo地中海の刺し身」を注文して白ワインを選んだら、赤ワインを勧めるのです。「絶対に合わないからヤダ」と断固拒否したら、「俺の言うことを聞け~」と強固に言い張るので、仕方なく言われた通りに。彼が持ってきたのはシチリアの有名種「Nero d’Avola」でした。マグロをお醤油につけて口に入れ、その後おそるおそるワインを含んだら?!☆これが合うんです!鉄分同士が絶妙なハーモニーを生む感じ。
彼曰く「醤油のタンニンと赤ワインのタンニンが合うんだよ」だって。難しいことはよく分かりませんが、とにかく美味しいので試してみてね。もしかしたら、ワインを18度ぐらいに冷やすってこともポイントかも。もしくは冷やしたほうが美味しいワインとなら、お刺し身もいいのかもね。ちなみにオリーブオイルで食べるカルパッチョは、白ワインじゃなきゃNGだそうです。いや~、Sarvatoreの味覚センス、恐るべし。「Nero d’Avola」は写真奥のPortaCataniaポルタ・カターニアを入ってすぐ、右の脇道を入ったところにあります。ワインリストのワインをすべてグラスで楽しめる、素敵なお店です。
9月は学校の始まり。
日本では今日から2学期が始まりましたね。でも葛飾区立の小学校に通うユースケは先週から2学期が始まったんだって…おバカな区なので学力UPのため、夏休み返上でお勉強するらしいです(汗)。負けずにおバカな私もイタリア語の文法をかなり忘れちゃってるので、お寿司を作って稼いだお金をつぎ込んで、母校Babiloniaバビロニアに2週間だけ通うことにしました。ちなみにイタリアは9月が新学期。今年は15日から始まるそうです。Marottaマロッタの看板娘たちも、思いっきりブルーになってました。お姉さんのSaraは「Yumi、私は9月生まれだけど9月がきらい。だって学校の匂いがするでしょ」だって(笑)。
初日の今日は午前8時30分に学校の最上階に集合。個人情報シートや学校オリジナルの布バッグ、バインダー、ボールペンなどをもらったら、そのへんのテーブルやテラス席に座って簡単な筆記テストをします。簡単なものから難しいものまで出ているので、自力でできるところまでやればOK。あくまでクラス分けのレベルを見るためですから、ここで無理をして上のクラスへいっても意味はありません。
筆記が終わったら先生の個人面談。会話をしながらイタリア語会話のレベルをチェックしたあと、クラス分けされます。クラスは1週間ごとに変わりますが、面談やテストは初日のみ。あとはクラス担任が各々のレベルを授業中にチェックし、次週のクラスが決まる、という仕組みです。こちらは面談中のAnitaアニータ先生。ゆーっくり確認しながら話してくれるから、安心。
Babiloniaは1週間単位で授業を受けることができます。ノーマルだと午前中に2科目4時間です。1時間目は文法、2時間目は会話。今回私は1時間目の文法だけ受講することにしました。あとの時間は自習にあてて、とにかくイタリア語の文法のおさらいをしなくちゃ。レベルテストを受けたら、マジでいろいろ忘れてて焦りました。写真は初日のみのサービス、朝ゴハンセット。学校の近くにあるトラットリア「Bistroビストロ」のカプチーノやコーヒーに甘いパンです。


















































































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