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2009年11月

Cozzeを食べにMessinaへ。

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週末Messinaメッシーナの先にあるGanzirriガンジッリという湖のある町へ、Cozzeコッツェ=ムール貝を食べに行きました。この湖ではCozzeやVongoleボンゴレの養殖をしているの。養殖用のブイが湖のあちこちに浮かんでいました。前にコチラで生のCozze食べたけど、そのときもメッシーナから来たと言ってたから同じ場所だったのかもね。

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たくさんの魚屋さんや魚料理を食べさせるリストランテ、トラットリアが軒を連ねるなか、私だったらここに入るな、という看板のお店へ、偶然にもTomokoさんたちが連れて行ってくれました。Trattoria LILLA CURRO’トラットリア「リッラ・クッロ」。住宅地の中にあるし、この店構えだし、入るの躊躇するでしょう?

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Tomokoさんのオーダー、Cozze pepateコッツェ・ペパーテ!!

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このあたりのCozzeは小さめでふっくらしてるのが特徴で、そして満月のときにいちばん太るのだそうです。貝類特有の濃厚な海の味がします。淡水海水両方が入る浜名湖みたいな湖なんだけど、しっかり潮の香りがするのが不思議。

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Ninoと私はInsalata di Mareインサラータ・ディ・マーレ、海の幸サラダ。Cozzeだけでなく、タコ、イカ、あさり、小エビを茹でて、オイルとパセリ、コショウで和えたもの。好みでレモンをギュッと絞っていただきます。こちらも大変美味しかったです。

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プリモはCozzeのスパゲッティ!これでもかってぐらいにCozzeが入ってます(汗。角切りトマトとニンニク、オイル、パセリのシンプルな味付け。素材がいいと本当に美味しいねぇ。

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お腹一杯だったけど、ちょっと魚も食べてみたいよね、ってことでセコンドを一皿だけオーダーし、3人でシェア。カジキマグロのように鼻が長い、大人が両手を左右に軽く広げたぐらいのサイズの魚だそうです。もちろん輪切り。こちらでは日本のように魚を3枚に下ろさないの。マグロだって輪切りです。そのあと料理しやすいサイズに切り分けます。

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身が締まっているのは新鮮さの証しだね。カツオっぽい味がしました。噛めば噛むほど味が出てくる感じ。あ、そういえば八丈島で食べたムロアジのなまり節みたいな感じだったな(汗。

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ところで、Cozze pepateコッツェ・ペパーテ、なんでその名前なんだろうって前々から疑問に思っていたのだけど謎が解けました。コショウ=Pepeペペをたくさん入れるからだって!!たしかに食べ終わった後のお皿には大量の黒コショウが浮かんでました。Ninoは何でも知ってるなぁ。

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星占いと迷信。

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意外な感じがしますが、イタリアでは星占いや迷信、ジンクスを信じる人が多いです。おっさんですら自分の星座を知っているうえ星座同士の相性なんかを気にしたり、今日の運勢を気にしたりするの。テレビやラジオでは毎朝その日の運勢を放送するし、雑誌や新聞にも載ってます。1度路線バスに乗っていたら、自分の星座のところだけボリュームを上げていた運転手がいました。

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先日うちに遊びに来た友だちが、机の端っこに置いていた私の手鏡を大事そうにまん中のほうへ移動させたの。「鏡を割ったらその後7年間不幸が続くんだぞっ!」だって。33歳男子ですよ…その様子がありえないほど真剣でビックリ。Tomokoさんに聞いたら、とくに鏡系は迷信やジンクスが多いらしい。

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Portafortunaポルタフォルトゥーナ=幸せを運ぶもの、お守り・厄除け系の小物も大好き。トウガラシのキーホルダーやアクセサリーをよく見かけますよね。あれはお守りなんですよ。こないだ「商売繁盛」って書いてあるシールをあげてその内容を説明したら、お店や自分の部屋に貼り「これで大丈夫だ…」としみじみ安心したり、神頼み好きな人、多いと思う。

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Tomokoさんのお姑さん(御歳90歳越え!)は、窓の外側の桟に古いかぎを置いているそうです。厄除けだったかな。すると、そのかぎに気付いた人が置き忘れたのだろうと中に入れてくれるんだって。するとそのたびマンマは怒りながら「なんで中に入れるのよ~」と外に出す。またほかの人が中に入れる。マンマが外に出す…かれこれ50年以上繰り返されてるんじゃないでしょうか(汗。

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昨日パスポートを見てて気づいたんだけど、私が出張で初めてイタリアに来て、最初は興味なかったのに1週間の滞在を終えて、絶対にここに住んでみたい!と決意しトリノ空港を後にしたのが6年前の今日でした。人生ってどんなふうに進んでいくか、本当に分かりません。私も占い大好きなので、岐路に立ったりタイミングを知りたいと思った時には、必ず占ってもらいます。私には頼りにしている専属占い師がいるのです。

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彼女が2010年がどんな1年になるのか占いました。星の配置的にはすでにこの11月からもう、その流れは始まっているんだって。痛みを伴う何かを切り捨てることで、新しい何かを得ることができる、のだそうです。モノだったり人間関係だったり習慣だったり、切り捨てるものは人それぞれね。その決断が早ければ早いほど痛みは少なくて済むそうなので、ぜひ皆さんもこれまでの人生から何を切り捨てるのか考えてみてください。彼女の2010年占いはこちらからどうぞ。
http://lucedifaro.blog13.fc2.com/blog-entry-33.html
最近占いハウス(って言うのかな)にも籍を置いてるので、誰でも予約して占ってもらえます。よかったら行ってみてね。

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Russo家の食卓3

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過日、Russo家の食卓でいただいた生のエビ。次の日はフライパンで乾煎りされて出てきました。パリパリ香ばしくて、私はひげと目玉以外、ぜーんぶいただきましたよ。

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今年の夏のトマトソースを味見。イタリアでは夏のトマトを水煮して濾してビン詰めしてビンごと煮沸して、次のトマトシーズンが始まるまでの保存食とします。でもスーパーで大量生産の安価な水煮や濾したものが売られているいま、どの家庭でも毎夏この作業をするわけではありません。私が昨年の夏、Russo家で経験させてもらったときの様子はコチラ。楽しいけど、けっこう大変なんですよ(汗。今年の夏、私も日本でやろうと思ったけどできなかった(涙。

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ミラノ風ではなくパレルモ風カツレツ。ミラノは揚げますが、パレルモはパン粉をまぶしたあとGrigliaグリッリャ=グリル焼きにするの。ガスコンロの上に鉄製の溝付きグリルパンを置いてこんがり焼きあげます。ヘルシーでしょ。

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こーんな素敵なRusso家の食卓で、スクスク育つマルコ。大人用のフォークを使ってパスタビアンコ(ソースなしのパスタ)を。このあと、トマトソースパスタも食べて、カツレツも食べました。健康そのもの。やっぱり子供には良い「食卓」が必要だよね。マルコを見てるとシミジミそう思います。

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Tomokoさんのマイブーム「セーガラ」。

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今年の夏、Tomokoさんがメチャクチャはまったという野菜、Segalaセーガラ。たぶんシチリアだけでの呼び名だろう、とのこと。辞書で調べても出てきません(汗。Vietoraヴィエートラ=ふだん菜みたいな感じなんだけど、ちょっと小ぶりです。日本的に言えば、立派な小松菜ってところでしょうか。

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硬い外葉と葉っぱの先端3センチぐらいを取り除きます。葉っぱの先端には農薬がたまっているからって、こっちの人は言うのです…ホント? あとは食べやすい長さにザクザク切って、

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根っこを落としながらすーっと、筋を取っていきます。

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そしてお尻の部分を4つ割にしたら下処理は完了。このあと1時間ほど水につけておきます。やっぱり農薬対策らしいけど、本当のところはわかりません。ちなみに左上にずーっと見えてる小さな手はマルコ。マンマのまねをしたい盛りです(笑。

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水を軽く切ったセーガラを鍋に入れ、ニンニク、塩、オイル、ざく切りトマトを上から乗せたら、きっちりフタをして弱火で蒸し煮にします。

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25分ぐらい経ってフタを開けたら、こんなにカサが減ってました! これで出来上がり。

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茎の中はとろけるような柔らかさ、薄皮1枚のハリが残っているのでシャリ感がたまりません。葉の部分にほんの少しだけエグミがあって、それがクセになる美味しさ。トマトの酸味もいい感じ!

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仕事しなくっちゃ。

東京のボスから、いいかげん原稿と報告書を送るようにメールが来た(汗。
やらなきゃなぁと思い、なんとなくはやってたんだけど、なかなかキチンとまとまらなくてねぇ>言い訳だ。
というわけで、今日はキッチリ、いつもの東京の私のように仕事します。ブログもお休み。楽しみにしてくださってる方、ごめんなさい。

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でも、ふと目を上げればこの景色が広がっているって、贅沢なのか遊び心を誘う誘惑でしかないのか。。。

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パニーニの定義。

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私が思うにPanino/iパニーニの定義は、中に具をはさんだパンをプレスして焼き目をつけたもの。プレスしてないものはTramezzino/iトラメッズィーニ=サンドウィッチですね。
家でパンを食べるときはそのままだけど、外で食べるときは中に具を入れて食べやすいようにギュッとするのって、日本でいうところのお茶碗に盛ったごはんと、おにぎりの関係に似てる気がする。

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これ、すごく便利な道具だと思いませんか。初日に泊ったCataniaカターニアのVillaRomeoヴィッラ・ロメオの朝食ブッフェで見つけたもの。持ち手のところを強く握ると、すき間が空いてパンを挟むことができます。もともとは閉じているものだから、適度な圧力がパンにかかって上手にプレスされるのです。これを扉の付いてないオーブントースターに、持ち手が外に出るようにして入れると、きれいなストライプの焼き目がつきます。シンプルだけど十分な機能を持つ、すてきなパニーニメーカーです。

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Russo家の食卓2

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ほぼ毎日Russo家の食卓でご馳走になってるわたし。毎食ごとに写真を撮るので、秋冬Russo家のレシピ本ができるぐらい(笑。Russo家の食卓は、まず新鮮な食材を買い求めることから始まるので、お魚は魚屋さんへ、お肉は肉屋さんへ、野菜は八百屋さんへ、ということになります。さらにワインはワイナリーへ、オリーブオイルは搾油所へ、チーズは山で羊や牛を飼いチーズを作っている人のところへ直接買いに行くんですよ~。さすがにスローフード運動発祥の地、イタリアです。とくにシチリアは食材の宝庫なので、そんなお買い物がしやすいのだと思いますが、ここまで徹底している家を私はほかに知りません。Russo家はまさにスローフードを地で行く食いしん坊一家です(笑。

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魚屋さんの店先の手作り看板。本日のオススメが交通標識に張り付けてあった(汗。Caponeカポーネは「カサゴ」と出てくるけど、トゲもないし日本人がイメージする「カサゴ」とはちょっと違う気がする。大きな丸い頭を持つ魚です。CostardelleコスタルデッレはNino曰く「PesceSpadaカジキマグロの小さいのだよ」ですが、それは見た目のことで、魚類としてはサヨリとかダツみたいな感じかな。

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去年私がお寿司を作らせてもらっていたGiardiniNaxosジャルディーニ・ナクソスの魚屋さんMarottaマロッタ で買ったカポーネにチーズやパセリを混ぜたパン粉をまぶして、オーブン焼きにしたもの。オイルは上からかけるだけなので揚げるよりもかなりヘルシー。Contornoコントルノ、付け合わせはブロッコリー、フィノッキオ、インゲンを茹でてからチーズなどかけてオーブン焼きにしたもの。これもかなり美味しい!

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冒頭のLetojanniレトヤンニの魚屋さんで買ったGamberinasciガンベリナッシ(生まれたてのエビ=小エビかな、辞書に出てない(汗))は、生でいただきました!味は甘エビと同じ感じだったので、甘エビの小さいのなんじゃないかな。うちから見える海Mazzaroマッツァロや、レトヤンニ、ジャルディーニ・ナクソスなどの沖で小舟で網を使って漁師さんが漁獲したものだそうです。この時期このあたりで獲れる小エビ。本当に甘くてトローンとしてて味が濃くて美味しかった!そのままで、また、ワサビ醤油をつけていただきました。

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この日のプリモは、アーティチョークとグリーンピースを蒸し茹でしたものにパスタを和えて、カリカリにしたパンツェッタを添えたもの。ねっとりしたやさしい味の野菜ソースに、ちょっと塩気の効いたカリッと軽い食感のパンツェッタが絶妙なバランス。チーズをかけて、また絞りたてのオイルをかけて、ひと皿からたくさんの味のバリエーションが生まれます。
しかしここへ来て2週間、気付けば同じお皿が出てきたことが1度もない…恐るべしRusso家の食卓。

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早起きして。

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冬の日が落ちるのは早く、17時が夕方で17時半にはもうとっぷり日も暮れて真っ暗になります。Tomokoさんとも話していたのだけど、こちらは街灯が少ないうえ日本のように光量が多くないので18時にもなると気分的には夜22時な雰囲気です。なので何となく部屋に帰りたくなり、それからあと寝るまでの時間が長い長い(汗。夏のタオルミーナでは21時でようやく夕方が終わる感じだったので、この差はかなり大きいですね。

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というわけで残りの生活はスタイルを変えて早起きで行こうと思います。きょうは7時前、窓下の日本人観光客の声で目が覚めました。イゾラ・ベッラに日の出を見に行ったのかな。私もシャワー浴びて着替えて、ちょっとイゾラ・ベッラまでお散歩してみました。

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夏の喧騒が信じられないほど静かな海。水も澄んでるよう気がします。漁師さんが小さな船で漁から帰って来たところでした。

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30分も浜辺をブラブラしてたらなんだか汗ばんできたので、この時期1軒だけ空いてるBarで朝ごはん。焼きたてコルネットにカフェオレ。このBarのお姉さんは去年まで男だったそうです。すごく優しくてフレンドリーなの。

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奇跡のリンゴ、シチリア版。

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子羊を食べに行った山の中で、茶色い落ち葉のそこかしこにある物体を見つけました。

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勇気を出してかじったみたら…リンゴだった! 無農薬自然栽培のリンゴで有名な青森の木村秋則さんは、山の中で自然に育ち実をつけた木を見て、栽培方法のヒントを得たそうですが、ここシチリアにも奇跡のリンゴがありました。しかもひっそりと、フツーに(笑。

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すっかり葉を落とした幹には、まだ少しだけ実が残っていました。自然に実るリンゴを見たのなんて、初めてです。

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シチリアって本当に豊かな土地だと思っていたけれど、まさか奇跡のリンゴにまで出会えるとは…。

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子羊を食べに…。

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オオカミみたいなタイトルですが(汗)、美味しい子羊を求めて、スローフードの認定食品「Presidioプレシディオ」の宝庫、エトナ山のふもとにあるNebrodiネブローディ地方へ行ってきました。目指すはCesaro’チェサロゥという町のMiragliaミラッリャ地区。いくつもの町と丘を越え、エトナ山の頂上を近くに臨みながらのドライブです。牛も道路を歩くなかを行きます。

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だんだん高度が上がってくると、なんと豚まで放し飼いになってました!このエリアで育つ黒豚のプロシュットはプレシディオ認定食品です。

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目指すレストランは、ParcoNaturaleパルコ・ナチュラーレ、自然公園の中にありました。VillaMiragliaヴィッラ・ミラッリャ。サイトはこちら。http://www.villamiraglia.it/

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前菜はコッパなどの生ハムに、地元産のチーズ、リコッタ・アル・フォルノ、黒コショウ入りのペコリーノなど。ワインも地元のNovello新物で、ネレッロ・マスカレーゼだけで作られた薫り高いものを。

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サルシッチャとキノコ入りのトマトソースで手作りマカロニ。長いマカロニを家で作るときって、傘の骨を芯にして細い穴を作るんだって…ホントかなぁ(笑。

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お目当てのAgnelloアニェッロ(子羊)ほか、Salsicciaサルシッチャ、Carne di Maialeカルネ・ディ・マイアーレ(豚肉)もオーダーしたのだけど、待ち切れずに焼いているところをのぞき見。

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きゃ~~~~。冬に向けて脂を蓄えた肉たちは、煙をもくもくと出して、美味しそうな匂いを放っていました。肉が焼ける匂いって魅惑的だよねぇ。

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焼けたものをドーンと運んだだけ。肉を食べに来たのだから、余計な飾りや味付けは必要ありません。

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上から子羊、豚、サルシッチャ。子羊はちょっと育ちすぎたかなって感じだけど、程よい臭みとジューシーな歯応えが、肉を食べてる感を盛り上げます。豚肉は野生の香り。森のどんぐりを食べて育っているのでしょう。外皮がきっちり硬くて、これも肉々しい感じ。グリルで焼いただけのような肉を食べてるときって、集中して味わってしまうのは私だけかなぁ。あとで食べ疲れしちゃった(汗。

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コーヒーへの情熱。

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これ、なんだと思いますか。

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コーヒーのテイクアウト用パックでした。1杯80セントのコーヒーをテイクアウトしたらこんなことに(笑。お砂糖はご丁寧に左から、精製してない茶色いお砂糖、いわゆるグラニュー糖、ダイエットシュガーの3パック。混ぜるためのスプーンと4つのカップが収まるようになってました。コーヒーよりこのパックのほうがコストかかってるんじゃないかなぁ。たった1杯のコーヒーにここまで手間をかけるところに、イタリア人のコーヒーへの情熱(執着か?笑)を感じます。

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魚の食べ方。

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シチリアは島だけあって、魚をよく食べます。ピエモンテにいたときなんて、魚事情がメチャクチャ悪くて、生なんてもってのほか。ツナ缶、アンチョビ、干しダラぐらいしかなかったです。シチリアでは魚の種類だけでなく、料理のバリエーションも豊富です。

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青魚って少し匂うでしょ。しかし、この小さなイワシ、まったく青臭さがないのです。すごく不思議。目の前の海から揚がったばかり、2~3時間ぐらいかな。あまりに柔らかすぎて手開きすることもできません!そこでこんなふうにバッドに入れて、オイル、ニンニク、トマト、イタリアンパセリ、塩をさっと振ってオーブンで10分ぐらい焼いただけです。美味しかった~。

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これは何かの稚魚。うなぎじゃなくて、なんだっけ。辞書で調べても出てこないので、きっとこのあたりでだけ漁獲されるのではないかと。Ninoは1年に1度シーズンが来ると食べたくなり、そしてそれだけで十分だと言ってました(笑。

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塩茹でにして…

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オイルとレモンをかけていただきました。たしかに1年に1度でいいかも(笑。頭も内臓も骨もまるごと食べられます。シチリアはオリーブとレモンもたくさんあるので、基本的に魚は茹でたり焼いたり揚げたりしたあと、オイルとレモンをさっとかけて食べることが多いし、日本人の味覚にはそれがいちばん美味しいと思う。

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Canocchiaカノッキァ=シャコ。こんなものまであるなんて、魚種の多さにびっくりです。日本のものに比べると色が薄いですね。ベージュのシャコ。これも湯がいてオイル&レモンかな。トマトソースで煮ても良い出汁が出そう。

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オリーブオイルワークショップのご案内。

ちょっとお知らせです。12月13日に東京でスローフードTokyoBayのイベントやります。そのために私は10日に帰国します(汗。TokyoBay事務局長の長友さんは、イタリアでオリーブオイルソムリエの資格を取っているのだけど、彼女のレクチャーもあり、さらにこの日の料理は神楽坂「アクア・ソープラ」のイケメンシェフが用意してくれます!!お申込み方法など詳細はスローフードTokyoBayの公式ブログからどうぞ。http://slowfood-tokyobay.sblo.jp/
先日私が搾油所で購入したオイルも登場します!!

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Russoルッソ家の食卓。

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『シチリアの風』著者であるTomokoさんのご主人Ninoは、生粋のタオルミーナっ子。代々この土地に暮らしているので、親せきや知り合いも多いし、何より土地の美味しいものや昔ながらの料理にも詳しいの。2歳になったばかりのMarcoの子育て真っ最中のTomokoさんですが、料理に手抜きはありません。毎日新鮮な食材を買い求め、代々Russo家に伝わるレシピを作ってNinoやMarcoに食べさせます。宮城県塩釜出身の彼女ですが、今では立派なシチリアのマンマです(笑。

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そんなわけで、私は料理学校に通うことなくシチリア郷土料理や食材について学ぶことのできる絶好の休暇を過ごしています。「FalsoMagroファルソマグロ」。ひき肉に茹で卵などの詰め物を巻き込んだ料理もそのひとつ。フランス統治時代にシチリアに伝わった料理だそうです。

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Tomokoさんはアルミホイルにひき肉を敷いて、そのうえに詰め物を置いて巻き込んじゃうって言ってました。青物野菜はインゲンでもホウレンソウでもOK。オーブンで40分ぐらい焼いて、この日はその後、トマトソースに入れて温めてくれました。

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その次の日、トマトソースにサルシッチャも入れてさっと煮込んでくれました。こうするとサルシッチャの旨みがソースに移って、Gustosoグストーゾ=味わい深いパスタソースになります。イカのトマトソースhttp://acquacitta.cocolog-nifty.com/italia/2009/11/post-9147.htmlのときもそうだったけど、ひとつの鍋からプリモとセコンドを生み出すのはイタリアの代表的な料理法のひとつですね。

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Lenticchieレンティッキェ、小さなレンズ豆の料理です。イタリアではこのお豆、よく食べます。お豆を煮るときに、香りづけに野生のフィノッキオ=ウイキョウや、残しておいたサルシッチャも入れて煮込んでありました。前日同様、良い出汁が出るそうです。あまり煮込みすぎると、サルシッチャから旨みが抜けてしまうから要注意。茹でたパスティーナ(小さなパスタ)やお米も入れて、熱々のところへチーズやオリーブオイルをかけていただくの…まさに優しいマンマの味わいです。

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ブロッコリーのパスタ。まず最初にブロッコリーを入れて、5分後にパスタを入れます。日本と比べブロッコリーをグズグズに柔らかくしてしまうのがコツかな。驚くことに茹で汁を切ったら、あとはオイルと刻んだニンニク、唐辛子、チーズを入れて混ぜただけでした。私はいつもフライパンにオイルとニンニク、唐辛子を入れて香りを出してからパスタを入れて炒めてたんだけど、その必要ないのね。

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11月11日は、イタリアワイン解禁日。

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って、法律で決められているわけではないけれど、イタリアでは毎年、SanMartinoサン・マルティーノの日=11月11日が、その年のワインを飲む日となってます。毎日違う聖人が冠されているイタリアのカレンダー。たとえば今日、11月17日は聖エリザベッタ・ドゥンゲリアの日です。そのあたりの詳細と慣習については、『シチリアの風』でどうぞ。

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さて、サン・マルティーノのフェスタが11日~15日まで、Taormina近くのMongiuffiMeliaモンジュッフィ・メリアという町で開かれていたので行ってみました。山の上の小さな小さな町です。

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Porchettaポルケッタ=子豚の丸焼き、Sarscicciaサルシッチャ、Porciniポルチーニ、VerduraMinestraヴェルドゥーラ・ミネストラ=火を通して食べる野草っぽい青物野菜などが、この時期に出回る美味しいもの。できたばかりのその年のワインとともに味わう習慣です。収穫祭みたいな感じかな。夏には見かけない食べ物ばかりで、本当に素晴らしい!!

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子豚の丸焼きは家ではなかなか作るのが難しいですよね。大きいし。時間がかかるし。スパイスがしっかり肉にしみ込んで、作りたてジューシー、皮まで美味しかったです。

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サルシッチャは直接グリルに乗せるのではなく、こんなふうに瓦に乗せて焼いてました。脂がテラコッタに吸い取られるから、余計な煙が立ちません。いいアイディアだよね。

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イタリアでよく見られる、硬くなったパンの再利用料理。オイル、ニンニク、たまねぎで硬くなったパンを炒め、そのうえにあらかじめ茹でておいたフィノッキオ(フェンネル)やタンポポ(!)などの野草を乗せて蒸し焼きのようにして炒めたものです。これらの野草はやっぱり夏ではなく、この時期限定。Tomokoさんがこんど、この野草の下処理の仕方を教えてくれるそうです。楽しみ!

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うどんのようにコシのあるMaccheroniCasarecciマッケローニ・カザレッチ=手作りマカロニ。ひらたく伸ばしたパスタ生地を適当な大きさに切って、細い棒に巻きつけてマカロニ状に成型してあります。それを少し乾かしてから料理していました。トマトソースにリコッタ・アル・フォルノ、オーブンで焼いたリコッタチーズをおろしたものをかけていただきました。

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今年のワインです!イタリアではNovelloノヴェッロと呼びます。ボジョレー・ヌーボーと同様、熟成させるワインとは別の作り方をするので、その年の冬中に飲んでしまうものなのだそう。軽やかなワイン。寒い時期のこってりした料理の脂をさっと流してくれるような、さわやかな味わいでした。

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ArtaPressione高気圧の日々。

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シチリアに来てから、アルタ・プレッショーネ=高い圧力=高気圧=良い天気が続いています。夜は13度ぐらいまで冷え込むけど、昼間は20度を超えます。そして日差しが半端じゃなく強いので、日向にいると半そでで十分な感じです。

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そのせいか、夏イメージの花々が色鮮やかにきれいに咲いています。ハイビスカス、ブーゲンビリア、朝顔、おしろい花などが、まだまだ元気にしています。

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しかし一方ではツタの葉が赤く色づき、オリーブは実り、街角では焼き栗が売られ、ブドウは収穫を終え今年のワインがお目見えし、レモンやオレンジなど冬の柑橘類も出始めています。

神さまがこの世界を創造したとき、最後に作ってBaci(キス)したのがシチリアなんだって。本当に実り豊かなところです。

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イカのトマト煮込み。

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この時期だけ漁獲されるTotanoトータノという、大きな赤いイカ。全長60センチはあります。見た目はスルメイカっぽいけど、こんなに大きなものは日本の魚屋さんでは見たことないなぁ。

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これをトマト煮込みにすると美味しいと言って、Tomokoさんが作ってくれました。トマトの水煮にオリーブ、ケーパー、タマネギ、ニンニクを入れてイカと一緒に小1時間ほど煮込むそうです。信じられない柔らかさ。日本では魚介は煮込むと硬くなるというけど、こちらでは違うようです。料理をしたタコやイカが硬いと「煮込みが足りないね」ということになるんだって。

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ソースはパスタに絡めます。イカのだしが効いて本当に美味しいパスタでした。

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オリーブオイルのできるまで。

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きょうはオリーブオイルを買いに行きました。と言っても、スーパーマーケットに買いに行くのではなくて、オリーブを絞ってオイルにする作業所まで買いに行ったのです。Trappittelloトラッピッテッロのバス通りから脇道を入ったところ、レモンとオレンジの畑を抜けた、昔の貴族の邸宅のようなところに、そのオイル搾油所はありました。オリーブの収穫期にだけ営業する、スローな作業所です。20年ぐらい前はワインも醸造していたとNinoが言ってました。

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近所の人が自分の木から収穫したオリーブを持ち込むと、オイルにしてくれます。シチリアではちょっとした土地や山を持ち、そこへ畑を作ったりオリーブやオレンジ、レモンの木を植える、というか、はるか前から植わっていたそれらの木ごと土地を相続したり購入したりすることが多いようです。

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オリーブは収穫後24時間以内に絞らなくてはいけない…と聞いたけど、1週間ぐらい乾かしてシワシワにしてから持ってくる通な人もいるらしい。そうするとオリーブの個性が引き立ち風味が増す、のだそうです。分かる気がする。

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ワークショップなどで昔ながらのオイルの絞り方は聞いたことがあるけれど、実際に目の当たりにするのははじめて。まずは水洗い。

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その後、石のローラーですり潰してペースト状にします。

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ペーストを丸いフィルターの上にまんべんなく広げます。

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その上にまた新しいフィルターを置き、ペーストを広げ、これを4層にして1セット。

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それらを何セットも重ねたら、ゆっくり圧力をかけてオイルを絞り出していきます。

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こんなふうに周りからオイルが垂れていきます。まさにオリーブの生搾りジュース。

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絞られたオリーブのジュースから不純物を取り除いたら、エクストラヴァージンオリーブオイルの出来上がりです。

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ちなみに絞ったあとは、水分がすっかり抜けてこんなふうに紙みたいにペロンとはがれます。

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この絞りカスは燃料として使われていました。エコだ。

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オリーブからオイルができるまでに小1時間かかったので、搾油所の周りをお散歩してみました。もちろんオリーブの木がそこかしこにあります。こんなに熟したオリーブがっ!どんな味のオイルになるんだろう。

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昔ながらの手法で、葉と実を分ける道具。この細いすきまから葉だけが下に落ちる仕組み。2000年ぐらい変わってないんだろうなぁ、この道具。

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今年のアパート。

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1か月だけのタオルミーナ生活。今回はIsoraBellaイゾラ・ベッラのすぐ近く、海から歩いて2~3分のアパートです。シチリア旅行必携のエッセイ風ガイドブック『シチリアの風』著者のTomokoさんが用意しておいてくれました。Ninoの幼なじみの持ちモノです。去年と言い今年と言い、本当にNino&Tomokoさんにはお世話になりっぱなし(汗。

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一人暮らしには十分な1LDKです。何よりもステキなのは、部屋から海が目の前に見えること。夜、車の通りが途絶えると、波の音が聞こえます。東京の部屋では、テレビをつけっぱなし=明るさと音がしないと寝られないのに、ここではベッドに入ったら耳を澄まし、波の音を数えるうちに眠りにつくことができます。癒される…(涙。

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今年のキッチン。Tomokoさんがお掃除しておいてくれたので、さっと床拭きしただけで生活を始めることができました。久々のイタリア式お掃除。ビチョビチョのモップで拭いても10分ぐらいで床は乾き、あとはさらさらピカピカです。

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さて今回のガスコンロはデロンギ。下にオーブンが付いてるから、プロパンは横置きです。日本ではなかなか探すことのできない4口コンロ。フタつきだから使い終わったらパタンと閉めて、すっきり見えるところも良いですね。それなのにこのコンロ、変なところがあります。分かりますか。

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ゴトクです。コンロ口の大きさと、ゴトクのサイズが合ってないの(笑。右上にせっかくエスプレッソ用の小さなコンロがついてるのに、ゴトクの長さが短いから置けやしない。その下の大きなコンロには、上とサイズを間違ったんじゃないの?と思われる不必要な長さのゴトクが…これ、回転させたりひっくり返したりしてもNGでした。日本じゃこれが流通するなんて、あり得ないよねぇ。妙なところでイタリアに来たことを実感しました。

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イタリアのホテルの朝ごはん。

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東京は雨のようですね。こちらはすごくいいお天気です。
夕べは大きなベッドでゆっくり眠って、8時に起きて、朝ごはんをしっかり食べて、12時のチェックアウトまで部屋でネット中です。イタリアのホテルには必ず設置されている「朝食ルーム」。システムとしては、ブッフェなんだけど、あたたかい飲み物のみ、最初に自分で好きなものをオーダーします。カフェラテとかカプチーノとかカフェとか。

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そして、甘いものてんこもりのブッフェです。ケーキやらクッキーやらシフォンやら、とにかく甘いもののオンパレード。これに簡単なハム、チーズ、ヨーグルト、フルーツ、シリアルがおまけのように添えてあるのです。イタリアは乳製品がおいしいの。脂肪分が高いのかな。私は日本だとそんなに食べないけど、イタリアに来ると毎朝必ずヨーグルト食べます。


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シチリアに着いた~。

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さっき、カターニア空港に着きました。
そして遅いからタオルミーナへのバスがないので、今夜はカターニアに1泊です。
カターニア旧市街へ出る路線バスは、空港発24:10まであるの。荷物が大きいからって3ユーロ20セントとられたけど、ホテルのすぐ前の道路に停めてくれたから、ほぼタクシーでした(汗。
Villa Romeoという、バスや鉄道の中央駅に近いホテル。2年間に友人が泊ったし、安かったのでチョイスしてみた。
中庭にはブーゲンビリアとレモンが!!シチリアに来たなぁって感じです。

イタリアに来ると時間があるから、ブログ更新もきっちりなワタシ。
今回は季節も違うので、食べ物や風景も違うんじゃないかな…お楽しみに~。

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