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映画『大陸 Terraferma』

『大陸』原題 Terraferma エマヌエーレ・クリアレーゼ監督

1terraferma

今年のイタリア映画祭で、唯一のシチリア舞台作品だったので観てみた。

シチリアのとある小さな島で生きる家族の物語。
しかし、映画でシチリアっていうと、いつもマフィアかビンボーかって感じなんだよね。
今回はさらにシチリアの第3の問題、難民も出てきた。

本作も平たく言えば、ビンボーに難民問題が絡んだ感じ。
最初は理不尽で、観ていて、正直つらい。
でも、人として美しく正しく生きることの大切さが切々と伝わってくる。
ストーリー展開はすごく現実的なんだけど、端々に理想的な言動が潜んでいて、そこに救われる。

この作品はアカデミー賞の去年のイタリア映画代表作として外国映画部門にノミネートされたんだって。
受賞したイランの『別離』も、今のイランの問題をとりあげた作品だったよね。
現実の法律と経済問題のはざまで揺れる、人としての生き方や情について考えさせられる部分が2つの映画に共通していると思う。

主役のフィリッポの俳優は、FilippoPucilloフィリッポ・プチッロ、シチリアのランペドゥーサ島出身。
1filippo

今年のイタリア映画祭は、監督&出演者が15人ぐらい来日しててチョー豪華。
フィリッポも上映後に舞台に出てきて、質疑応答に答えてくれた!
今までスクリーンで観てた本物が、終わった後すぐ出てきて質問に答えてくれるって、さすが映画祭だ!

以下、質疑応答インタビューから。

ロケはホントはランペドゥーサ島でイメージしてたけど、実際にはリノーザ島で。

フィリッポは、クリアレーゼ監督作品、3作目。
監督に見出だされて俳優になったそう。
フェッラゴスタのお祭りの日、フィリッポが海岸で友人たちとをお祭り用のタキギを組んでたところ、
監督に声をかけられた。
そのうち友達になって、彼を海に連れていったり、島育ちなのに泳げないフィリッポに泳ぎを教えてくれたり。
その間、監督はいろんな記録を撮影してたんだけど、ローマに戻ってしばらくしたら、
俳優にならないかって連絡が来たそう。
最初は無理だと思い断ったけれど、つよく説得されて俳優になったんだって。

シチリア方言について。
たしかにキツい。
アフリカに近いくらいだからね(笑。
リノーザ方言はトラーパニ方言に近かった。
ランペドゥーサ方言と近いと思ってたけど。

日本食美味しい!
今日は生のサーモンを食べたよ。
しばらく住みたいと思うくらい日本食が気に入ったよ。

今でも俳優やってるとき以外はランペドゥーサ島でツーリストガイドしてるから来てね〜!
と、めっちゃフランクでしたよん。

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