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クリスマスとサン・ステファノの祝日

イタリアのクリスマスは家族みんながそろう大事な祝日。一般的に25日の昼食がメインの食事会になる。日本では24日のイブも盛り上がりを見せ、この日に恋人がいない女子はけっこうさびしい思いをするようだけれど、こちらではもちろんイブの夜も家族で過ごす。夕食を一緒にとり、深夜になると教会でミサが始まるので家族ででかける。そしてそれが終わるとワインとパンがふるまわれるのだと、ローマでできた友人のアレッサンドラが教えてくれた。教会の外で、家族そろって近所の人たちとおしゃべりしながら傾けるワインやその雰囲気は、まぁ悪くないのだとか。

 

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ちょっと寝坊して目覚めた25日は昼から大ご馳走の大宴会。これでもかと皿が出てくる。あまりにお腹いっぱいで苦しくて、夜は食べたくないぐらいなのにさらに食卓は盛り上がり、ようやく解放されベッドになだれ込むころには胃はパンパンで動くにもひと苦労。そんなわけで、次の日、26日のサン・ステファノの祝日は、いわばお疲れ休みとでも言ったところ。とくにこれといった行事もないようだ。聖人ステファノは、キリスト教で初めての殉教者。当時まだ正統派であったユダヤ教を否定、新興勢力でしかなかったキリスト教への信仰を告白したために石で打たれて殺されてしまったという。こんな大変な思いをしたのに、お疲れ休みって。なんだかねぇ。

 

 

 

2526日はすべての店が閉まり、日常品の買い物すらできないから気を付けてと忠告されたが、26日の夕方、町に出てみたらあちこちの店が開いていた。切り売りPizzaの店やファストフード店、Barなどで、町の広場には若者が集っている。終日家族で過ごしたあとは、やっぱり友達と会いたくなるのだろう。さすがのイタリアでも若い人って、そういうものです。

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この時期、25日の前の週末から交通機関の値段ははねあがる。シチリアに実家があるという人に聞いたら、なんとローマ~パレルモの往復航空券が800ユーロもしたそうだ。このクリスマスと、夏のフェッラゴストの祝日である815日前後は同じように家族が集まることになっているので、地方出身者は年に2回、この出費を余儀なくされるわけ。帰らないなんてマンマに言えないので、よっぽどの事情がない限りこの帰省をまぬがれることはできない。

 

 

 

ある日本人の友人の友達は、サルデーニャ島の出身。彼女曰く、「というわけで、彼は年に2回の海外旅行をしているようなものなのよ。そのうえに日本旅行をするなんて、夢のまた夢ってわけなのよ」。

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この日本人の友人と2人で今年はクリスマスを過ごした。イタリアで初めてのクリスマス。24日の夜は遅くまで周囲も騒がしく、楽しいパーティーが繰り広げられているのが家の中らでも分かるほど。うってかわって25日の朝の静かなこと! この日は朝から教会へ行くのが伝統的な習慣なのだそうだが、果たしてどれだけのイタリア人、カトリック教徒がその習わしを守っているのか。

 

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